2018年2月8日

三浦アルプスの森戸林道コース。

昨日は来月24日に実施予定の風の登山教室の下見で、三浦アルプスに行ってきました。
コースは森戸林道から畠山に登り、京浜急行の安針塚駅へ下るもの。
三浦アルプスは南尾根は3回登っているほか、森戸川の遡行もしたことがあるのですが、畠山の辺りはまだ行ったことがなかったので、様子を確かめてきました。

森戸林道終点付近の森戸川の流れ。
水量の少ない、穏やかな沢の流れです。

森戸林道の部分はまったく問題なかったものの、その先の南沢は道が荒れていて歩くのが大変。
登山教室には不向きと判断して引き返し、中尾根に向かいました。
こちらは良い道で、南中峠を経て乳頭山へ。
そこからアップダウンを繰り返し、畠山を目指しました。

広い畠山の頂上。
手前の石仏は、馬頭観音だと思います。

畠山からは塚山公園を経て下山。
塚山公園の展望地からは、横浜市街を見渡すことができました。

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さて今日はこれから、『週刊ヤマケイ』の連載「登山者のブックシェルフ」の第10回目の原稿を書き始めます。
また明日の夜は、『山と渓谷』のライター陣が集まっての新年会の予定。
さらに週末はガイドプランで八ヶ岳の硫黄岳に向かう予定なのですが、天気が今ひとつ。。
ただしお申し込みの皆さんは概ね行く気満々のようなので、取り敢えずは予定通りに実施する方向で考えています。

2月10日(土)から11日(日)の2日間で予定していた八ヶ岳・硫黄岳の登山は、3月17日(土)から18日(日)に変更しました。

2018年2月5日

赤岳天望荘に宿泊して赤岳へ。

昨日おとといの週末2日間で、また八ヶ岳へ。
今回は冬期営業をしている稜線の山小屋・赤岳天望荘に宿泊して、赤岳をピストンしてきました。

南沢登山道の、行者小屋のやや手前から見上げた赤岳。
今回は初日は気温が高く、この辺りまでは歩いていて暑いくらいでした。

行者小屋からは地蔵尾根を登り、地蔵の頭のすぐ近くにある赤岳天望荘にチェックイン。
フリードリンクをいただいたり、お汁粉を食べたりしつつくつろいで、17時からは夕食。
無雪期と同様のバイキング形式の食事でした。

翌朝は食事の後、すみやかに準備をして出発。
八ヶ岳らしい天気の下、赤岳の山頂に立つことができました。

下山も地蔵尾根をたどり、行者小屋からは中山展望台に立ち寄って登ってきた赤岳を見上げました。
その後はアイスキャンディーフェスティバル開催中の赤岳鉱泉を通過して、北沢登山道から下山。
順調に歩いて、予定よりも早目に下山しました。

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今日以降の予定です。
今日は夕方から、風の旅行社に出向いて今年後半の登山ツアーと登山教室の企画会議。

明日の夜は所属する山岳会・Climbing Club ZOOの集会で、あさっては三浦半島の山の下見に行く予定。
ただしあさって締め切りの『山と渓谷』の原稿執筆が1件あるので、今日明日でそれも書き上げることになります。
それでも今週は、比較的慌ただしさのない1週間になりそうです。

2018年1月30日

南アルプス前衛の日向山へ。

おとといの日曜日は、南アルプス前衛の日向山に行ってきました。
日向山山頂部の雁ヶ原の景色。
遠くに見えているのは八ヶ岳です。

今回は雪山初級者の皆さんをご案内してのガイドプランだったため、登山口から軽アイゼンを着用して歩行しました。
雪は決して多くはなかったものの、それでもほぼ雪の上を歩いて頂上へ。
山頂部分の雪は、飛んできた砂が乗っていて薄汚れていました。

日向山頂上での記念撮影。
今回もアシスタントガイドは山岳ライターの小林千穂さん(写真中央)でした。

2018年1月28日 日向山 - Spherical Image - RICOH THETA

日向山頂上で撮った、360度全天球写真です。

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ところで先週の木曜日の夜は、予定通り東京都山岳連盟海外委員会主催の海外登山研究会『魅惑のドロミテクライミング』を実施しました。
大勢の皆様にご参加いただきました。
ありがとうございました!

その後昨日からは『週刊ヤマケイ』の連載「登山者のブックシェルフ」の第9回分の原稿を執筆。
今日の朝一で担当編集者に送り、ホッと一息です!

この後明日は、「石井スポーツ登山学校」の机上講座で新宿ビックロの石井山専へ。
あさってはモンベル主催のガイドミーティング(展示会です)に出席するため、平和島に行ってきます。
『山と渓谷』の原稿執筆の予約も入っているので、どこかのタイミングでそちらも書くことになりそうです。

2018年1月25日

本沢温泉と黒百合ヒュッテ。

東京地方で大雪の降った月曜日から昨日にかけて、北八ヶ岳に行ってきました。

初日は小海線の小海駅まで電車で行って、そこからタクシーで稲子湯へ。
あとは比較的なだらかな雪道を3時間半ほど、本沢温泉まで歩いて宿泊しました。

実は初めて泊まった本沢温泉。
野天風呂にも入ってみたのですが、雪が激しく降っていたため、早々に退散!
宿泊棟の一段下にある、石楠花の湯のほうにじっくり浸かって温まりました。
茶褐色の温泉らしいお湯で、非常に快適でした!

2日目は予定では夏沢峠まで登り、硫黄岳をピストン。
そこから天狗岳を越えて黒百合ヒュッテに向かうつもりだったのですが、雪が降り続いていたために予定変更。
初日の道を引き返し、みどり池手前の分岐から中山峠を目指すことにしました。

しかし中山峠直下の吹き溜まりは雪が深く、ワカンを着けても胸くらいまで潜ってラッセルをすることに。。
たどり着いた峠も風が強く、早々に黒百合ヒュッテにチェックイン。
ひと休みしてから天狗岳ピストンも考えていたのですが、あまりの寒さに心くじけて、そのまま小屋を出ることはありませんでした。。。

3日目も天候は回復することなく、風雪の空模様。
ヒュッテ前の温度計を見たら、氷点下19度を示していました。。
けっきょく天狗岳は諦めて、ワカンを着用してラッセルしつつ渋の湯へと下山しました。

悪天候の中、特に山頂に立つこともなく北八ヶ岳山中をウロウロしただけで終わったのですが、それなりに楽しい3日間でした。
昨日の夕方、自宅のある国分寺に戻ったら妙に気温が高く感じて、「暖かいな~」とつぶやいてしまいました!

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今日はこの後、夕方には参宮橋の国立オリンピック記念青少年総合センターに向かい、東京都山岳連盟海外委員会主催の海外登山研究会『魅惑のドロミテクライミング』の司会をやってきます。
講師は日本山岳ガイド協会認定山岳ガイドでG登攀クラブ会員の佐藤勇介さん。
先週末は佐藤さんが経営する、西国分寺のクライミングスタジオ「カメロパルダリス」に行って打ち合わせをしてきました。
今からでもご参加可能ですので、興味のある方はぜひお越しください。

▼魅惑のドロミテクライミングの詳細

第35回海外の山を知ろう!! 魅惑のドロミテクライミング

▼カメロパルダリスのウェブサイト

クライミングスタジオ「カメロパルダリス」

その後の予定です。
明日は終日原稿執筆。
またあさっての風の旅行社の登山ツアー「奥高尾・陣馬山から要倉山」は大雪のため中止にしました。
いっぽう山岳ライター・小林千穂さんをアシスタントガイドに迎えてのガイドプラン「南アルプス・日向山」は予定通り実施します。
ご参加を予定されている方は、しっかりと防寒対策をなさった上でお越しください。

2018年1月18日

「登山者のブックシェルフ」第8回目の補足。

今日の正午に配信された山と渓谷社の週刊ヤマケイに、「登山者のブックシェルフ」の第8回目が掲載されています。
私が読んだ山の本の中から、お勧めのものを紹介する連載です。

▼「登山者のブックシェルフ」第8回目が掲載されている週刊ヤマケイ

週刊ヤマケイ2018年1月18日配信通巻279号

今回はかつて私がその存在を知って大変に驚いた、志水哲也の初期の著書3冊について書きました。
最初の著書『大いなる山 大いなる谷』が出版された1992年の当時は、私も谷川岳一ノ倉沢の衝立岩を、ダイレクトカンテ、雲稜第一ルート、A字ハングルート、Over Timeと4本登って絶好調だった頃。
他にもコップ状岩壁や、穂高の屏風岩も登って、イケイケでした。

ところが私よりも1歳しか年上に過ぎない志水さんは、ダイレクトカンテや雲稜第一はソロ。
それどころか衝立岩以上に困難な剱沢大滝や、ヨーロッパアルプスのドリュ南西岩稜もソロで登っているという、超人的な記録を残していたのです。

この志水さんのことを知って、衝立4本くらいで慢心していた自分が、ちょっと恥ずかしくも思えきたりしたのでした。。

志水さん1冊目の著書である『大いなる山 大いなる谷』を読んだのは、おそらく1992年の秋。
第1章が夏の北アルプス縦走で、第2章が黒部の谷の2シーズンに渡る地域研究の報告、第3章が衝立岩とドリュの単独登攀、第4章は積雪期の南アルプスや北海道での縦走について記されていました。
今から25年くらい前の当時は、ボルダリングに取り組む人はごくわずか。
「絶景」といったものに興味を持つ人も少なく、若くて山が好きな人はみんな山岳会に入り、岩ばっかり登っていたのではないでしょうか?
シーズン中の一ノ倉沢なんて、それこそ100人を超えるクライマーが取り付いて登っていたものです。
そういう時代にこの志水さんは、沢登り、それに縦走にも、岩登り以上にも力を注いでいたので、とても自由な考えの人だなと感じました。
この本はなかなかにエネルギッシュで、文章は荒削りですが読むと元気になってきます。
これを読んで以降は、志水さんの名前は私の記憶に深く刻み込まれ、山岳雑誌のクロニクルなどに投稿した記録なども、チェックして読むようになりました。

次の『果てしなき山稜』が出版されたのは1995年。
既に志水ファンとなっていた私は、出てすぐに買い求めて読みました。
これは勤めていた会社を辞めて、新婚の奥さんを東京に残して一人冬の北海道に渡り、襟裳岬を起点として日高山脈、石狩山地、北見山地と細切れに縦走を続けて、宗谷岬まで歩いていくという壮大な山岳紀行文です。
ただし定職を離れてこういう登山を目指したということが影響しているのか、登山の描写と同じくらいに、平均を良しとする世間の風潮に対する反論的な記述が多くなっています。
95年頃は、今よりも登山に対する世間の理解は乏しかったので、当時の私は共感を抱いて読み進めたのですが、今の20代の人が読むとどうなのかな?とは感じます。
あとは奥さんを置いて半年も山に行くなんて、信じられないと思いました!
私はそういった面では軟弱なので、自分だったら絶対に山よりも奥さんを選ぶと、そんな風にも思いつつ読みました。

この『黒部へ』が出たのは、1999年。
その頃の私は以前にも増して、徹底的に岩登りに入れ込んでいた頃なので、谷の記録しかないこの本は敬遠。
読んだのは数年経った後だったと思います。
前半は『大いなる山 大いなる谷』の第2章の書き直しみたいな内容ですが、後半は完全に新規。
志水さんの文章にも落ち着きが出てきて、今読むと実はこの本が一番読みやすく感じます。
さらに谷の遡行記録だけでなく、後半には黒部にまつわるエッセイも多数掲載。
それがけっこう面白くてためになり、ガイドをしている私にも重宝する一冊です。
この秋に黒部下ノ廊下を歩いてみようと考えている方には、ぜひご一読をお勧めします!

志水さんは現在は、山岳ガイドをしているほか、写真家としても活躍中。
手がけた写真集はKindleで購入できるのもあるので、興味のある方はAmazonを検索してみると良いと思います。



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ところで昨夜は、予定通りに新宿ビックロの石井山専で、「地形図の等高線からイメージする登山コース」という机上講習の講師をしてきました。

今回も20名もの皆様にご参加いただき、とれも嬉しいです!

今日は本当は阿寺の岩場に行く予定でしたが、ちょっと風邪をひいてしまい中止にしました。
自宅で暖かくしながらも、『山と渓谷』4月号用の原稿を書き進めています。
とは言いつつも、夜は新宿に出向き、古い山仲間と一緒に飲んできます。
体調悪化させないよう、気を付けます。。