2013年9月23日

秋晴れの穂高連峰縦走・その3。

南岳小屋で一夜を過ごした翌朝は、いよいよ穂高連峰へ向けての縦走のスタートです。

朝日を浴びて赤く染まった、穂高連峰。

中央やや左が北穂高岳(きたほだかだけ・3106m)で、その右隣が奥穂高岳(おくほだかだけ・3190m)。
また左手やや遠くの鋸歯状の山稜の一番高いところが、前穂高岳(まえほだかだけ・3090.2m)です。

そして写真右下部の、大きくえぐれた稜線がこれから通過する大キレット。
南岳(みなみだけ・3032.7m)方面から大キレットの通過はまず、長い下りから始まります。
途中、特に傾斜の強い部分には、このようなハシゴも設置されています。

下り切った辺りから見上げた、南岳方面。

一見、完全な岩壁状であり、いったいどこを登るの?とも思えるのですが、北穂高岳側に比べると、全般に容易です。

いっぽうこちらは、反対の北穂高岳方面。
手前に見える顕著なピークが、長谷川ピーク(はせがわぴーく)です。

ほどほどに足場の悪い稜線を登り詰めると、その長谷川ピークの頂上。
Hピーク」との書き込みがあるので、解りやすいでしょう。

これは長谷川からの下り。
高度感のある岩尾根の上に鎖が付けられており、要注意の地点。
大キレットの核心部の一つとも言える場所です。

続けて風通しの良い、少々寒いA沢ノコルを通過すると、一番の核心部であろう、飛騨泣きの岩場。

岩に打ち込まれた杭に立ち込んで、やや被り気味の岩場を上がり、あとはバンドを慎重にトラバースしていきます。

途中で「展望台」と記された滝谷の岩場を望む小さな平坦地を過ぎると、いよいよ最後の急登。
頭上間近に、北穂高小屋が見えてきています。

この登りはガイドブックにはあまり怖いことは書かれていませんが、思いのほか傾斜が強く、けっこう緊張します。

たどり着いた北穂高岳小屋で、コーヒーブレイク。

そして北穂高小屋のすぐ裏手が、北穂高岳の頂上です。

北穂高岳からは、滝谷の岩場であるドームの岩峰を巻いて、あとは飛騨側の長いバンドを慎重に渡っていきます。

古い標識の立つ最低コルの先は、このような鎖場と、ハシゴとが連続。
聞くところによると、この長さは日本一なのだとか?

北穂高岳から涸沢岳(からさわだけ・3110m)の間は、もしかしたら大キレット以上かも?と思えるくらいの難所ではありましたが、それでも2時間少々で通過することができました。

涸沢岳の頂上から見た、奥穂高岳。

手前の鞍部(白出ノコル)に立つ赤い屋根の山小屋が、穂高岳山荘
この日の宿泊先です。

今回の山行では一番の難所を通過した一日でしたが、天候にも恵まれて大変に順調。
13時前には穂高岳山荘にチェックインし、あとはゆっくりと身体を休めました。

夕方にはヘリポートに上がって、前穂高岳や周囲の山々の展望を楽しみました。

▼参考書籍

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