2013年11月23日

難路と言われる海沢探勝路を登ってみた。

私は、奥多摩の海沢が好きです。

訪れるのはいつも、夏の頃。
海沢林道の途中から下部瀑流帯を泳ぎを交えて登るのが最高に楽しい!
何度も登っていますが、今年の8月にも足を運んでいます。

▼関連エントリー:
いろいろな人がいた奥多摩の海沢川。 (2013年8月3日)

しかし登るのはいつも、下流部ばかり。
22年前に、大滝の下まで溯行したことはあるのですが、その上部は一度も踏み込んだことはありません。
(忠実に溯行するのは、けっこう難しいようです)

さらに上に抜けるコースとしては、一般登山道も一応あります。
一応、というのはその上に抜けるコースである「海沢探勝路」は難コースとされて、ハイキングとしては熟達者向けであり、昭文社の『山と高原地図 奥多摩 2015 (登山地図 | マップル)』でも破線で記されるのみで、コースタイムも記されていない登山路なのです。

私が登山を始めた頃に持っていたガイドブックにも、初心者のみで立ち入るのは止めた方が良いと書いてあった、ずっと昔から気になっていたコース。
予定の仕事がキャンセルになって、一日空いた休日に、試しに登ってみることにしました。

これは海沢探勝路に入って二つ目に現れる、ネジレノ滝
若い頃はロープなど使わずにここを登ったことを、同行者のなっちゃんに話したら、びっくりしていました。

コースの詳細


多少珍しいコースかもしれないので、今回はちょっとだけ詳しく書いてみます。
大雑把ですが、地図も入れたので参考にしてみてください。

JR青梅線白丸駅で下車し、出口すぐ下の階段を下って青梅街道へ。
奥多摩方面に歩いてこれを横断するのですが、交通量が多く、しかもみんなスピードを出しているので恐ろしいです。
今回一番の危険箇所はここでした。
その先の数馬峡橋から多摩川を渡ります。

数馬峡遊歩道を右に進んで、変電所のところで左折。
イワナ養殖場を左手に見ながら、林道海沢線を南に進みます。

林道が左にヘアピンカーブで登っていくところが海沢園地。
あずまやと、仮設ですが思いのほかきれいなトイレ(紙有り)も設置されています。

あずまやの横を通って少し進むと、ど~んと現れるのが三ッ釜ノ滝
とても美しい滝です。
この先、落ち葉で不明瞭な枝道を行くと、トップの写真のネジレノ滝です。
戻って大滝方面へ向かいます。
ネジレノ滝から急斜面を登って、尾根上の平坦地から道を外れて下ったところにあるのが、この大滝
なかなか立派な滝です!
引き返して、いよいよ「悪路」と標識にも記される海沢探勝路の上部へ。
しかし、どんなに恐ろしい場面が待っているのか?と思っていたのですが、特に危険ということはありません。
それよりも問題はルートファインディングで、途中の沢筋を横切るところが、道が崩れ気味で不明瞭で要注意です。
沢筋を離れて急登を登ると、抜け出た尾根の上に大岳山(おおたけさん・1266.5m)まで0.8kmとの標識が立っていました。
これで海沢探勝路は終わりです。
この少し先で御前山(ごぜんやま・1405.0m)との縦走路に合流。
左に進みます。
たどり着いた、大岳山の頂上。
大勢の登山者で大賑わい!です。
しかし日の短いこの時期に、のんびりしていて大丈夫?
ちょっと心配になってしまいました。。
さて下山は、鋸尾根へ。
葉を落とした雑木林と笹原とが美しい稜線を歩き、少し急斜面を登って鋸山(のこぎりやま・1109m)を通過。
北へと下ります。
これは鋸尾根中間部の鎖場。
簡単に巻くこともできるのですが、今回は下ってみました。
このすぐ先にはギャップのアップダウンもあり、面白いところです。
さらに下って、車道の通る登計峠へ。
ここまで来れば、とりあえずはひと安心。
それでも一気に周囲が暗くなる中、奥多摩駅に向けて下りました。

これは鋸尾根を下る途中、多摩川を挟んだ向こう側に見えた川苔山(かわのりやま・1363.3m)。
紅葉している斜面に夕日が当たって、一層赤さを増していました。
晩秋の山らしい美しさでした。

ところで問題の海沢探勝路、確かに一般道としては難しいほうでしょう。
ただし転落や滑落の可能性よりも、ルートを間違うという危険性が心配されるコースです。

たぶん山仕事の人の通り道であろう踏み跡もいくつか交差するので、ちゃんとしっかりと道を見極めて、そういう道に入り込まない、また沢筋の道が不明瞭なところで見失わない、そのようなルートファインディングが求められます。
確かに初級者には不向きな内容であり、ある程度山道を歩き慣れてから登るようなコースだと思いました。

<参考コースタイム>
白丸駅(08:42)―海沢園地(10:19)―海沢探勝路を抜けた尾根上(12:34)―大岳山(13:04~13:55)―鋸山(15:01)―奥多摩駅(17:13)


下山後の入浴施設

今回は、同行してくれたなっちゃんがお勧めの、河辺温泉『梅の湯』で入浴しました。
青梅線青梅駅よりさらに立川方面2つめの、河辺駅から歩いてすぐ、河辺TOKYUビルの6階(!)にある温泉施設です。

入浴料が840円と高めですが、施設は広くて立派で清潔で、とっても快適!
私は初めて利用したのですが、これから奥多摩方面での登山の際には、立ち寄りたいと思うような良いお風呂でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿