2013年12月10日

長かったファーストエイド講習会も終了。

日本山岳ガイド協会による、ファーストエイド義務講習も4日目です。

4日目のこの朝は、荒れた空模様となる天気予報。
暗い浅間連峰をバックに小諸の街が紅く染まったと思ったら、急に激しい雨が降りだしてきました。

本当は前日に引き続き、この日も屋外で傷病シミュレーションが行われる予定でしたが、屋内に変更しての実施となりました。
(軟弱なようですが、ガイドも体が資本の個人事業。無理をして風邪などひくわけにはいかないのです!)

この日のシミュレーションは2件。
まず1件目は、北アルプスの雪渓での落石事故

お客様4名中のお二人は無事、1人は頭部ダメージ意識不明、もう1人は右腕開放骨折
…非常に厳しい状況設定です。

私は、頭部ダメージ意識不明の役でした。

しかし本当に判断が難しいですが、事故現場がもしその後も落石が頻発するようならば、頭部ダメージ意識不明の人はその場にとどめ、とにかく右腕開放骨折の人の安全を最優先する、ということもあり得るのではないかとも思いました。

次は晩秋の雨が降る東北の山の下山中に、お客様1名が転落
足に木の枝が刺さって、ほどほどの出血
他に、無事なお客様も3名いる状況です。

これはヘリコプターでの救助は、まず無理な場面。
怪我をしたお客様を背負って下山するか、でなければビバークをするか???

私の班は、力技で背負って下山するという判断で対応。

他にはやっぱりビバークを選択した班もあり、判断の仕方にもいろいろな考えがあることを再確認しました。

ということで、ほぼ丸4日間に渡って行われた、ファーストエイド義務講習。
正直なところ、たいへんにくたびれた!のですが、得るものも非常に多かったと思います。

今回学んだ知識、技術は繰り返し復習し、そしてまた場を設けて、他の一般の登山者の皆さんにもお伝えしていければと思いました。

講習の最後には窓の外に虹がかかって、まるで我々をねぎらってくれているみたいでした!

▼関連商品
  
登山者には必需品と言える、ファーストエイドキット。
Amazonでも各種販売されているので、主なものを載せてみました。
(購入の際は、各自でしっかりと内容を確認してくださいね)

0 件のコメント:

コメントを投稿