2013年12月13日

城下町高梁の愛宕山を登る。

全国に900近くもあるという、愛宕神社。
愛宕様とか愛宕権現などという、火の神様、防火の神様が祀られ、その多くが山のてっぺんにあるのが特徴。

その愛宕神社が祀られる山のことを愛宕山と呼び、Wikipediaで見ても驚くくらいたくさんの同名の山が記載されています。

愛宕山 - Wikipedia


今回は2014年3月に実施するNHK文化センター米子教室の登山教室の下見として、吉備高原の城下町、高梁市の東に位置する愛宕山(あたごやま・370m)を目指しました。

愛宕山の登山口は、松連寺というお寺の境内から。
しかし松連寺の左には、ぴったりと隣接して薬師院というお寺があります。

車を置いて松連寺の前に立つと、左手に猫が!
写真を撮ろうと思って(残念ながら撮れず!)そちらに向かい、その後は深く考えずに上に続く階段を登ったら、そこは薬師院の境内だったのです。。

この時はまったく気付かず、良く手入れのされた立派なお寺だなと、ぼんやりと思っていました。
高梁市街を背に、造りの良い如意輪観音の石仏があったりして、落ち着いた雰囲気でした。

境内の左手には墓地があり、その奥には西国三十三観音霊場を模した、石仏巡りのミニ霊場があるようです。
何か変だな…とは思ったものの、石仏大好きな私は、ついついそちらに足を向けてしまいました…。

奥には右の写真のような、凝った造りの千手観音像などがあって、なかなか楽しいところです。

ミニ霊場を過ぎると小さなコルになり、左手には貯水タンクのようなものがあって、遠くには備中松山城が見えていました。
そして前方には、何となく人が歩いたような踏跡が続いています。

やっぱり変だな…。
そう思いつつも、こうなったらこれを登ってみようと思ってそのまま上へ。

しかし間もなく現れた高圧鉄塔のところで踏跡はなくなり、完全なヤブこぎになってしまいました。
それでも途中には古い標柱のようなものもありました。

適当なところで斜面を右にトラバースし、松連寺から延びる正規の登山道(愛宕神社の参道)に合流。
あとはそれをたどって頂上を目指しました。

たどり着いた、愛宕山の頂上。
日本各地のこういった街に間近い顕著なピークには、アンテナ等の施設があることが多いのですが、ここも例外ではありませんでした。

味気ないので早々に立ち去りました。

なおも続く参道を進むと、荒れた神社が現れました。
額束に記された文字は風化してはっきりしませんでしたが、これが愛宕神社でしょう。

拝殿は崩れかけて、まるで妖怪でも住んでいそうな、ちょっと怖いような雰囲気でした。

その背後には、大振りの地蔵菩薩立像が。
なかなか見事な石仏ですが、それを取り囲む祠は、やはり荒れ果てていました。。

そんな感じで微妙な頂上でしたが、下山路として選んだ高梁市に下る中国自然歩道は、趣きのある道です。

古い地神や隠れ里のような田畑、そして牛の放牧地などを過ぎて、最後は少々交通量の多い車道をたどって高梁市街へ。

市街に出てからも、かつての備中松山城主であった三村元親公の碑がある池や、たくさんのお寺が連なる寺町を楽しく散策。
松連寺に戻りました。

さて松連寺に戻ったら、仕切り直しでもう一度登山口を確認。
境内右手の細い舗装路を登った先に、愛宕神社への参道を示す鳥居を見つけました。

登山道はこの奥です。
それをしばらくたどって、先ほどの薬師院奥の尾根との合流地点を確認したところで下山をしました。

これは松連寺の近くから見上げた、愛宕山。
あまり特徴のない里山とも言えるのですが、こうやって見るとそれなりに立派な山容です。
古くから信仰の対象となったことも、納得できました。

下山後は高梁の城下町も散策。
しかし時間も遅かったので武家屋敷の見学はせず、軽く歩きまわって終了。
高梁市を後にして、米子に戻りました。

▼参考書籍
愛宕山を紹介しているガイドブックは特にないようです。
この本には松連寺などのお寺についての、簡単な記載があります。

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