2013年12月14日

連郭式山城の遺構が残る佐伯天神山。

NHK文化センター米子教室の講座「さわやかトレッキング」で、岡山県東部を流れる吉井川沿いにそびえる、佐伯天神山(さえきてんじんやま・409.2m)に行ってきました。

この山は、山頂部一帯が連郭式と言われる山城になっていることが特徴。
16世紀に戦国大名の浦上宗景がこの城の城主だったのですが、味方の裏切りにより失脚、落城したのだそうです。

これは出だしの急登の終わりに近い、天神地蔵の前から見下ろした吉井川の流れ。
ゆったりと落ち着いた雰囲気の、見ていると何だか気分が安らぐ川です。

登山は国道374号沿いの、天石門別神社(あまのいわとわけじんじゃ)から。
お参りをして境内を左奥に行くと、「天神山城址登山口」の標識があります。

この山は南に隣接する、和気アルプスにもちょっと似た感じがあり、出だしは岩場混じりの急登が続きます。

30分余りも急登を行くと、天神地蔵を示す標識があるのでそちらへ。
すると大岩の下に左の写真のような、風化した小さな石仏が祀られています。
浦上宗景が、若くして亡くなった侍を弔うために祀ったとも言われています。

そこからひと登りで平坦地に出ると、あとは要所要所に右の写真のような、山城の遺構を示す看板が立てられています。

これは兵の集合場所であった、桜の馬場に立つカゴノキ。
漢字で書くと「鹿子の木」で、樹皮がシカの子供の模様に似ていることから付けられた名前なのだとか。

さらになだらかな尾根道を、遺構を見学しながら歩くと本丸に到着。
ここがかつて、浦上宗景が住んだ城があった場所です。

本丸から一段下った堀切から、登り返すと太鼓丸城跡。
こちらは前期天神山城跡とも呼ばれており、浦上宗景がこの地に移る前から存在していた、古い山城の跡なのだそうです。

太鼓丸城跡に着いたところで、昼食。
ここまでとっても寒かったのですが、昼食時には雲の合間から太陽が出たり隠れたり。
それでも多少は暖かく、落ち着いてお昼ご飯を食べることができました。

昼食後は、東に少し進んだ軍用石の前を通りすぎて、佐伯天神山の頂上三角点へ。
前期天神山城の、本丸だった場所です。

ただしここは狭くてヤブっぽく、あまり快適ではありませんでした。。

ということで、太鼓丸城跡に戻って、集合写真。

下山は堀切から最初の本丸のすぐ手前、飛騨の丸まで引き返して、ジグザグの道を下ります。
最後は旧片上鉄道の跡を転用した自転車専用道路を歩いて、バスの待つ天石門別神社に戻りました。


下山後の入浴施設

今回は定番の、和気鵜飼谷温泉へ。
入浴料は600円。
広くて快適な露天風呂などがあって、とても良い設備。
私もこの近辺を訪れる時は、必ず立ち寄るお風呂です。

▼参考書籍
  

この佐伯天神山は、岡山県の登山ガイドブックには必ずと言っていいくらい取り上げられる人気の山です。
また私も以前、雑誌でこの山を取り上げました。
山と渓谷』2013年1月号の、週末に楽しむローカル低山を取り上げる、『郷山めぐり』の5番目です。
良くまとまっている記事だと思うので、ぜひ読んでみてくださいね!

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