2013年12月3日

第27回海外登山女性懇談会に参加しました。

日本山岳協会による、第27回目の海外登山女性懇談会に参加しました。

通称女性懇談会と言われる、この研究会に参加するのは実は今回が初めて。
男女問わずに参加可能ではあるのですが、タイトルに「女性」とあると、何だか気恥ずかしさが感じられて敬遠していたのです。
興味のあるテーマは、これまでにも何度かあったのですが。

しかし今回は、講師の一人がClimbing Club ZOOの仲間、上村絵美ちゃん。
絵美ちゃんを応援するために、ZOOの仲間にも声をかけて皆で出向いたのでした。

ということで始まって一番目が、その絵美ちゃんの山行発表。
テーマは「氷の道・チャダル ― ザンスカール川の旅」。
今年の1月にインド北部ラダック地方の南に位置する隔絶された土地、ザンスカールを訪れた山旅の報告です。

地図:風の旅行社 より

ラダック地方の主要都市は、地図右寄りにあるレーという街。
その南側に位置するザンスカールと行き来するには、峠を越えるのですが、標高が高くて地形も険しく、7月から10月のごく限られた期間した通れないのだそうです。

しかし1月の厳冬期になると、もう一つの道が現れます。
それはどこかというと、レーの間近に流れ注ぐ、ザンスカール川。
このザンスカール川が凍結をして歩けるようになり、徒歩での移動が可能になるのだとか。

それを知った絵美ちゃんは、ぜひ歩いてみたいと考えて現地の事情を調べて、今年実際に歩いてきたのでした。

純粋な登山ではないのですが、とても面白い発表でした!

続けて2番目は、無名山塾に所属する鈴木由美子さん。
テーマは「極北に見た人の営み ― Mt.マッキンリー」。

セブンサミッツとしても人気の高い、北米アラスカ最高峰であるマッキンリー(6168m)を今年の6月に登った報告です。
とても丁寧に手続きのことなど話してくださったので、実際にマッキンリー登山を計画されている方には、とても役立ったと思います。

3番目は、上智大学山岳部OBの恩田真砂美さん。
テーマは「旅と未知への好奇心 ― 海外の山に登り続けること」。

恩田さんは20代の頃から海外登山に積極的に取り組んでこられた方で、しばしば雑誌にも登場。
私も以前からお名前は良く知っていた方です。

今も海外登山を続けているのですが、仕事は普通の会社員。
休暇を利用しつつ、長く海外登山を続ける、そういった登山と生活とのバランスの取り方などのお話が興味深いものでした。

最後は講師3人による座談会。
女性の海外登山、今と今後の可能性」というテーマでした。

女性は山の高さやグレードにはあまりこだわらないのではないか。
旅の延長であり、いろいろなものを見たいという好奇心の先に、海外登山というのがあるのかもしれないと、お話が進みました。

偉い人の写真も少々。

左は開会のご挨拶をされた、八木原圀明さん。
群馬県の海外登山を率いてきた指導者です。

そして右は、閉会の挨拶をされた今年から国際委員長になった澤田実さん。
私と同じ、東京都山岳連盟の海外委員でもあります。

さてこの後は、場所を移動して懇親会。
同席した元山学同志会大宮求さんが、なぜか若い女子に大人気!
とても楽しく盛り上がりました。

▼恩田真砂美さんのブログ
Masami Climbing + Yoga

▼関連エントリー
第27回海外登山女性懇談会。 (2013年11月22日)

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