2013年10月30日

黄葉する北陸の名峰・荒島岳へ。

福井県入りした翌日は、いよいよ荒島岳(あらしまだけ・1523.5m)に向かうことになりました。

これはシャクナゲ平の手前の、1080mピークの辺り。
思い返してみると、この近辺が一番、黄葉がきれいだったようです。

2013年10月29日

福井市内で城址めぐり。

北陸の名峰・荒島岳(あらしまだけ・1523.5m)へ行くことになりました。
福井県を代表する、独立峰です。

しかし荒島岳は登山口まではJR越美北選が通っているものの、その本数はごく少なく、公共交通機関を利用して行くには少々不便な山です。
従って今回は前日に福井入りをして、それから荒島岳に向かうことにしました。

そういう訳でやって来た、福井市。
裏日本には縁深い私も、そんなには馴染みのない街です。

1日フリーだったのですが、どこかを見たいということもなく、何となく観光案内所に行って観光マップを貰ったら、歩いて行ける範囲内に城址が二つあることに気付きました。

それでは今日は、城址めぐりをしよう。

そう思って最初に足を向けたのが、北の庄城址
柴田神社の境内にもなっている、その一角に踏み入れると…立派なお城が建っていてびっくり!
織田信長の家来だった、柴田勝家が築城した、北ノ庄城の復元模型なのだそうです。

2013年10月28日

SPORTIVAのブーツ Trango S EVO GTX。

ガイドの仕事をしていると、装備の劣化の速さには著しいものがあります。

特に消耗が激しいのがブーツ。
今年も夏山シーズンの直前に、無雪期用のブーツを新調したのですが、わずか3ヶ月で、もはや使用に耐えない状態です。

そこで中途半端な季節ではあるのですが、思い切って今年2度目のブーツ新調をしました。

メーカーやモデルなど、どれにしようか悩んだのですが、結局SPORTIVAのブーツ Trango S EVO GTX に決めました。
多くのガイドの方も使用している、岩稜などに適したテクニカルな用途向けのブーツです。

本当はあまり他のガイドさんが使っていないものにしたかったのですが…耐久性や履き心地など、いろいろ検討した結果、こうなりました。
まあ我々のような使い方をしていると、選択の余地はあまりないのかもしれません。。

使用した感想などは、いずれこのブログでご紹介したいと思っています。

2013年10月24日

角幡唯介さんの魅力を講演会で再認識。

少し前にこのブログでもご案内をした早稲田大学探検部OBである角幡唯介さんの講演会が催されました。

東京都山岳連盟海外委員会が主催する、「海外の山を知ろう!!」という海外登山研究会の、第30回目として行われたものです。

司会は山岳同人 チーム84澤田実さん。
かつて外国での沢登りを目指す、海外溯行同人の集まりで角幡さんと知り合ったそうで、その縁がきっかけになって、今回の角幡さんの講演が実現したのでした。

講演のタイトルは『極夜の北極圏を旅する』。

極夜とは白夜の反対語で、一日中日の登ることのない、冬の極地の暗闇の続く状態を表す言葉なのだそうです。

2013年10月22日

再度西穂高岳独標に立ち、下山。

上高地から中尾峠を経て、西穂山荘へと歩いてきた検定山行も4日目。
とうとう最終日となりました。

これは朝食後、西穂山荘の前から見た日の出。
空は晴れ渡り、清々しい雰囲気です。

2013年10月21日

西穂高岳独標へ。

上高地滞在も、いよいよ3日目になりました。

ここまでの2日間は雨が降っていましたが、この日から晴れる予報となったため、予定よりは遅れていますが穂高の稜線に上がることとなりました。

これは上高地から少し下った、田代橋から見た梓川の流れ。
木々の紅葉が進んでおり、とてもきれいでした。

2013年10月20日

引き続き上高地に滞在。

アルプス山荘に宿泊しての上高地滞在は2日目になりました。

天気は、予報通り大雨。
気温は比較的高い状況です。

前の週の悪天候の際に、穂高の稜線では雪が降ったとのことでしたが、この様子では雨ですべて融けるのではないかと思われました。

2013年10月19日

秋の上高地へ。

今年は6月下旬から、何度も足を運んだ北アルプス南部の登山口である、上高地。
秋も深まってきた10月の下旬に、もう一度訪れることになりました。

あまり天気が良いとは言えず、私が到着して間もなく、小雨が降り始めてきました…。

今回、上高地を訪れたのは日本山岳ガイド協会の資格変更検定を受けるため。
現在、私が持っている「登山ガイドステージII」を、「山岳ガイドステージI」に変更するための検定です。

当初はこの後すぐに西穂山荘を目指す予定でしたが、翌日の大雨が確実な予報であったため、宿泊先をアルプス山荘に変更し、とりあえず屋内での検定が行われることになりました。

2013年10月16日

米子から帰りました。

6日間の鳥取県米子市滞在を終えて、先ほど東京に戻りました。
米子でお会いした皆さん、ありがとうございました。

写真は今日の朝の、米子市内の様子。
伊豆大島、その他関東地方に大きな被害をもたらした台風26号の影響は米子も受けており、激しい風雨となっていました。

私は当初の予定では、昨夜の夜行バスに乗って今朝、帰宅するはずだったのです。
しかしこの台風のために、バスは運休。

止むを得ず米子に追加で一泊し、風が収まるのを待って、米子-岡山間を特急やくも、岡山-東京間は新幹線のぞみ号で移動し、帰宅したのでした。
予想外の展開になり、少々くたびれてしまいました。。

米子での一連の山行については、順次アップしていきます。

この後、あさって金曜日(10月18日)までは国分寺にいる予定。
その先4日間は、また連絡のとりにくい山の中に出向きます。
何か御用の方は、金曜日までにご連絡いただけると助かります。

2013年10月15日

雑誌『山と渓谷』の2013年11月号。

現在店頭に並んでいる、雑誌『山と渓谷』の11月号において、記事の監修をしています。

その記事は「特集 単独行シンプル化計画」の中の、「ソロ山行のための危機管理」というもので、P60~65までの6ページ分。

私は単独行を強く意識して山に向かったことはほとんどないのですが、それでも一人で登ったことは少なくありません。

そういったこれまでの経験に加え、鳥取県の大山(だいせん・1729m)で何度も携わった、遭難救助・捜索の際に強く感じたことも取り混ぜて、いろいろ意見を述べさせていただいています。
よろしかったらご覧になってみてください。

同じ特集中では、先日知り合いになったライター・吉田智彦さんも記事を書かれています。
あの単独行者に学ぶシンプルスタイル」というもので、P78~81までの4ページ分。
今年2月に、大変にお世話になった山野井泰史さんも取り上げられているので、とても嬉しく思います。

ただ…実際に単独で山に入る人では、入門者や初級者の方も多いのが実情だと思います。
山を始めたばかりの頃は、周りに一緒に登ってくれる友人や知人が少なく、一人になってしまう、というのがあるのでしょう。
私もそうでしたから…。

しかしそういう時期というのは、知識がなく、経験も浅く、装備も不十分で、とても危ない状況だと言えると思います。
初心者のうちは、山の危険を予測できない場合も多かったりします。
決して無理はしないで、可能な限り単独行は避けるようにするべきです。

もし継続して本格的に登山に取り組む意思があるのであれば、思い切って山岳会に入るのがベストと思います。

東京であれば、私の所属するClimbing Club ZOOや、あとは山岳同人 チーム84など。

山陰であれば、やはり私の所属する岳人集団 岳獅会や、米子登攀倶楽部などが良いと思います。

またお金がかかるのですが、山岳ガイドが運営する登山学校で学ぶというのも一つの方法です。
東京であれば、私も講師を務めるマウンティンゴリラ登山学校(代表は安村淳さん)をはじめ、多くの少人数制登山学校があります。

とにかく、単独登山というのは非常にリスクの大きい世界です。
もし一人で山に向かう、と決めたときでも、決して無理はせず、事前の準備をしっかり整えた上で臨んでいただければと思います。

▼Amazonへのリンク
 今月号は表紙もシンプルな感じです。

石見銀山の猫・キムチ。

島根県大田市の世界文化遺産・石見銀山から徒歩で、銀の運び出し道である銀山街道の一つ、温泉津-沖泊道を歩き、温泉津温泉に泊まった翌日は、観光日としました。

これは我々が泊まった、長命館という宿。
部屋は右手3階を利用しました。

すでに100年を経過する建物だそうで、宿の女将さんは、

「時間の問題」

とおっしゃっておられました。

そんなことはないですよ、立派な宿ですよと答えたのですが、外側からみると老朽化は否めない様子です。
温泉津温泉を代表するとても良い宿なので、興味のある方は、できるだけ早く宿泊されるのが良いでしょう。

2013年10月14日

世界遺産・石見銀山の銀山街道を歩く。

お客さまと一緒に、島根県大田市の日本最大だった銀山の遺跡である、石見銀山に行ってきました。
2007年にユネスコ世界遺産委員会によって登録された、世界文化遺産です。

今回は2日間の日程を用意し、観光は2日目にすることに。
初日は石見銀山の中心地であった大森地区から、銀や銀鉱石を港へ運ぶために利用されていた旧街道、いわゆる銀山街道のご案内をしました。


銀山街道と呼ばれる銀の運び出し道は何本か存在するのですが、今回選んだのは、もっともポピュラーと思われる、日本海へ通じる、「温泉津-沖泊道」。
石見銀山から日本海に面する沖泊港まで、約14kmほどを歩くものです。

上記地図では、右端の星印が石見銀山。
左端の星印が沖泊港です。

その他、ポイントになる箇所にもマークを付けてあるので、訪れる予定のある方は参考になさってください。

石見銀山世界遺産センターまで車で行き、そこから徒歩で銀山公園へ。
右へ進むと大森の街並みですが、ここは左手の柵内方面に向かいます。

2013年10月13日

とっとりバーガーフェスタ2013。

三ノ沢から中国地方の最高峰・大山剣ヶ峰(けんがみね・1729m)を登った後は、大山寺に移動。
ちょうどこの日開催中だった、『とっとりバーガーフェスタ2013』の会場に出向いて、お昼ご飯にハンバーガーを食べることにしました。

このバーガーフェスタのシステムはちょっと特殊で、ハンバーガーは現金での購入ができません。

ではどうやって求めるかというと、会場内で販売されている、この「専用チケット」100円券10枚セットを1,000円で購入し、そのチケットを使って出品されているハンバーガーを購入することになるのです。

三ノ沢から大山最高点である剣ヶ峰へ。

中国地方最高峰の大山(だいせん・1729m)は、山稜部の崩落が激しい山であり、その最高点である剣ヶ峰(けんがみね・1729m)に至る整備された登山道は現在は存在せず、2番目に高い弥山(みせん・1709.4m)を頂上として取り扱うことが一般的になっています。

それでも剣ヶ峰に至るルートは、一応は(北壁を除いて)以下の4本存在し、それぞれ健脚者・篤志家の皆さんには歩かれているのが現状です。
1.弥山からの縦走路
2.ユートピアから天狗ヶ峰を経由するコース
3.槍尾根
4.三ノ沢
上記のうち、弥山からの縦走路は最も崩落の激しい箇所であり、鳥取県警や大山遭難防止協会では「通行禁止」として、立ち入らないことを非常に強くお願いしているコースです。

ユートピアから天狗ヶ峰を経由するコースは、私も何度か歩いたことがある(大山自然歴史館の植物調査のため)のですが、天狗ヶ峰直下の尾根全体がボロボロと崩れており、危険なためできれば二度と立ち入りたくありません。
(参考:伯耆大山・宝珠尾根から砂滑り。

槍尾根も3年前に様子を見に行ったのですが、その時点でも崩落が激しかったものが、現在はさらに崩落が進んでいるとのことであり、やはり立ち入るべきではないでしょう。
(参考:危険な槍尾根。

この3ルートとも通過する方は散見しますが、私はもう、行きたくないというのが正直なところ。
岩であれば多少の困難があっても技術で解決できますが、このような崩れた岩屑と砂の急斜面というのは、運に左右される部分が大きく、あまり好みではないのです。。

それでもこのたび少し考えがあって、剣ヶ峰に立ちたいと考え、残ったもう一つのルートである三ノ沢へ行ってみることにしました。

三ノ沢は6年前の11月に登ったことがあるのですが、その時の記憶では比較的危険箇所も少なく、登山道整備はされていなくても安定しているルートだったような印象が残っているのです。
(参考:紅葉の三ノ沢。

ということで宿泊している米子駅前から、同行者の車に乗せてもらって三ノ沢を目指します。
途中の山陰道からは、大きな笠雲のかかった大山の姿を望むことができました。

2013年10月12日

暗から明へ・変化ある日名倉山。

NHK文化センター米子教室の新講座(これで4つ目!)「さわやかトレッキング」で、兵庫県の播州北部に位置する日名倉山(ひなくらやま・1047.4m)を登ってきました。

米子からは米子道~中国道~鳥取道と高速道路を走って、大原インターチェンジから国道373号~国道429号と乗り継ぎ、2時間半くらいもかけて登山口へ。

歩き始めてすぐに現れるのが、日名倉山を祀る日名倉神社。
この境内の左手を進み、防獣フェンスを潜って、細い舗装路を終点まで歩いていきます。

2013年10月11日

片上湾を見下ろす笹尾山。

NHK文化センター米子教室の「ゆっくり歩く登山教室」で来年(2014年)の2月に登る予定にしている、岡山県備前市の笹尾山(ささおやま・268.4m)へ下見に行ってきました。

米子から米子道~中国道と車を走らせ、美作インターチェンジより国道374号を南下して備前市へ。

片上湾南岸の空き地に駐車をし、県道沿いの目立たない踏み跡から、ヤブっぽい山道に入りました。

2013年10月10日

ススキがきれいな篭山。

夜行バスで鳥取県の米子市に到着してすぐに、NHK文化センター米子教室へ移動。
こんどは貸切バスに乗車して、「ゆっくり歩く登山教室」の目的地である、鳥取県智頭町の篭山(かごやま・905.5m)へ向かいました。

これは明るく刈り払いのされた、篭山頂上での昼食の様子。
皆さん、思い思いの方角を向いて、おにぎりやスープなどを食べていました。

『週刊ヤマケイ』2013年10月10日 通巻56号。

電子雑誌『週刊ヤマケイ』に記事を投稿しています。

書いたのは、先日登った南アルプスの北岳(きただけ・3192.4m)バットレスについて。
登山地情報の12件目です。
ぜひご覧になってみてくださいね。

週刊ヤマケイ 2013年10月10日配信 通巻56号

2013年10月9日

今から米子に向かいます。

この後間もなく、夜行バスに乗って鳥取県米子市に向かいます。
東京に戻るのは、10月16日(水)午前の予定。

米子にいる間のスケジュールは、以下の通り。


●10月10日(木)
NHK文化センター米子教室ゆっくり歩く登山教室
篭山(かごやま・905m)

鳥取県智頭町で最近人気の、篭山に向かいます。
台風24号の影響で、道が荒れていないかちょっと心配です。。

10月11日(金)
岡山県南部丘陵・笹尾山(ささおやま・286m)

取材を兼ねた下見で、瀬戸内海を望む展望の良い里山に登ってきます。

10月12日(土)
NHK文化センター米子教室さわやかトレッキング
日名倉山(ひなくらやま・1047.4m)

NHK文化センター米子教室の新講座「さわやかトレッキング」の第1回目。
今回は兵庫県西部の、展望の良い日名倉山に向かいます。

10月13日(日)
大山山系・剣ヶ峰(けんがみね・1729m)

大山山系最高峰の剣ヶ峰を、最も安定して登れるであろう三ノ沢から登ります。

10月14日(月)~15日(火)
ガイドプラン:銀山街道・温泉津-沖泊道

石見銀山から、かつての銀の積み出し港である沖泊港まで、古道をたどって歩きます。
人気がありそうで意外とそうでもないコースですが、海へ抜け出るところは感動です!


以上、6日間の滞在で毎日山に向かいます。
もしどこかの山で見かけたら、気軽に声をかけてくださいね!

2013年10月8日

角幡唯介氏講演会『極夜の北極圏を旅する』。

今月末、10月24日(木)に実施される、東京都山岳連盟海外委員会による、海外登山研究会のご案内です。

写真をクリックすると大きくなります。詳細はそれでご覧になってください。

講師は早稲田大学探検部OB、というよりは講談社ノンフィクション賞受賞作家と言ったほうがふさわしいのでしょう、探検家の角幡唯介氏です。

かつては『岳人』などの山岳雑誌で活躍していた山岳ライターだった方ですが、その後、力のこもったノンフィクション系の著作を続々と執筆。

それらが大きな評価を得、様々な文学賞を次々と受賞し、今では日本を代表するノンフィクション作家となったのでした。

2013年10月6日

大平牧場から登った乾徳山。

風の旅行社の登山ツアーの仕事で、奥秩父の乾徳山(けんとくさん・2031m)へ行ってきました。
山頂直下に明るい岩場が広がることで、東京からの日帰り範囲内ではとても人気のある山です。

今回は、マイクロバスを利用しての少人数ツアー。
登山口を一般的な徳和ではなく、大平牧場にしようという考えからです。

理由は徳和の標高が約850mなのに対し、大平牧場は約1300mであるため、体力的に楽ということが一つ。
そしてもう一つは、鎖場の通過に時間のかかるこの山では、その他の部分で時間を節約し、ツアーの進行を滞りなく進めたい、ということからです。


両者を比較するため、簡単な地図を作ってみました。
(慣れていなくて雑ですみません。)

青が一般的な徳和からのコースで、赤が今回たどった大平牧場からのコース。
ただし大平牧場に向かう道は舗装はされているものの狭く、路線バスなども通っていません。
従ってマイカーか、でなければ今回のような小型のバスを手配して向かうしかなく、そういう面では不便なコースではあると言えるでしょう。

大平牧場の乾徳山駐車場(1台800円)でマイクロバスを下車し、車道を左へ回り込むように歩くと、右手に乾徳山への登り口が現れます。

それにしてもこの大平牧場、今では牧畜をしている様子はないのですが、山の奥に唐突に現れる高原状の地形であり、ちょっと面白いところです。

2013年10月4日

北岳バットレス・第4尾根。

白根御池小屋のキャンプ場で一夜を過ごした翌朝は、いよいよ今回の目標である北岳バットレスを目指して出発です。
ルートは、最もポピュラーな第4尾根に取り付くことにしました。

北岳バットレスは2010年10月10日に大規模な崩落が発生し、その第4尾根の最終ピッチが消失しています。

ところが昨年辺りから、そのなくなった最終ピッチの際を左にトラバースし、Dガリー奥壁の最終ピッチに繋げる形で登る人が増えているというのです。

実際に登った山の仲間に聞いても、

「トラバースは怖いけれど、何とかなるよ。」

とのこと。
真偽の程を確かめたいと思い、登ってみることにしたのでした。

アプローチの途中から見上げた、北岳バットレスの全景。
紅葉がとってもきれいです。

北岳バットレスへのアプローチは、大樺沢左俣からC沢を登るのが一般的ですが、C沢は水が流れていて冷たそう!

今回はそれを敬遠し、登山道がバットレス基部をそれて左に折れる地点の、D沢を詰め上げて取り付きを目指しました。

2013年10月3日

秋色に包まれた白根御池へ。

夏の間、ずっと仕事での登山が続いていましたが、ここにきて少し時間ができたので、プライベートでの山に出掛けることにしました。

同行者は、ガイド仲間の川口晃くん。
お互い猫好きということもあって、とても気が合うのです。

行き先は二人でいろいろ検討しましたが、南アルプスの北岳バットレスということになりました。

今回は2日間の日程でしたが、無理はせず初日は北岳バットレス登攀のベースになる、白根御池のキャンプ場までとしておきました。

ガスがかかってあんまり良い天気ではありませんでしたが、紅葉の始まった木々の中に水を湛える白根御池は、いつになく神秘的な感じに見えました。
(写真では上手く伝わらなくて残念!)

『週刊ヤマケイ』2013年10月3日 通巻55号。

またまた久し振りに、今週配信の電子雑誌『週刊ヤマケイ』に記事を投稿しました。

書いたのは、先日縦走した北アルプスの穂高連峰について。
登山地情報の4件目です。
ぜひご覧になってみてくださいね。

週刊ヤマケイ2013年10月3日配信通巻55号


ところで今回は、2012年5月4日に、北アルプスの白馬岳やや手前の小蓮華山で、悪天候をやり過ごしたパーティの報告が掲載されています。

同じ日に同じ小蓮華山の少し先、三国境において、6人の登山者が命を落とした遭難事故のことは、まだ記憶に新しいことと思います。

時期は異なりますが間もなく訪れる10月の3連休も、悪天候による遭難死亡事故の大変に多い時です。
3連休に北アルプス等の高山を目指す方は、ぜひこの記事を読んでいただき、悪天候時の進退判断の手助けにしていただければと思います。

▼参考書籍

いっぽうこちらの『岳人』2012年7月号には、亡くなった6人の方と前後して歩き、その遺体を発見した登山者の手記が掲載されています。
やや古いものですが、機会があればこちらも目を通していただくと良いでしょう。