2014年1月10日

2013年、登って楽しめた岩・雪・沢のコース10選。

ガイドという仕事柄、毎年たくさんの山、ルートを登る生活が続いています。

2013年は、後半が台風が多くて山行回数は減ったのですが、それでもトータルで150日以上。

私は里山ハイキングから雪山登山まで、様々なジャンルの登山を好みます。

2013年に登ったそれらの中から、何回かに分けて、特に楽しめたお勧めのルートを紹介したいと思います。

まず1回めは、岩(クライミング)や雪山、沢登りなど、いわゆるバリエーションルートを選びました。

ただし、仕事の山(私は山歩きが専門です)が優先であり、バリエーションルートはそんなに行っていません。。
難易度的にも初級者向けばかりですので、そのつもりで!


1.谷川連峰・赤沢山~白毛門縦走

2013年3月28日~29日

JR上越線土合駅を起点とした、1泊2日の周回縦走。
難しい箇所は少なく、谷川岳東面の一ノ倉沢や幽ノ沢の岩壁を望みながらの稜線歩きは最高!

知る人の少ないマイナーコースですが、一番のお勧めコースです。

▼関連エントリー

上越の明るい雪尾根を歩く。
谷川岳一ノ倉沢を望む白毛門へ。

▼参考書籍

岳人 2010年 03月号 [雑誌]


2.八ヶ岳・阿弥陀岳南稜

2013年2月2日~3日

実は初めて登った、阿弥陀の南稜。
初級者向けのルートと言われていますが、核心のP3はスノーシャワーを浴びながらの登りで、なかなか緊張しました。

1泊2日のコースであり、荷物を背負って登るので要体力ですが、本格雪山気分が満喫できます。
まだの方は一度は登ったほうが良いでしょう。

▼関連エントリー

八ヶ岳の阿弥陀岳南稜へ(下部樹林帯)。
八ヶ岳の阿弥陀岳南稜へ(上部核心部)。

▼参考書籍

岳人 2014年 01月号 [雑誌]


3.谷川連峰・一ノ倉沢南稜

2013年6月11日

20代後半の頃は、毎週のように通った一ノ倉に、久々に行ってきました。
ルートは定番の南稜、技術的には容易です。
しかし全行程を通してみると、意外に複雑。

ルートを知った山岳会の先輩などの同行がなくて、初見で南稜を登って西黒尾根を降りてくるというのは、実はけっこう大変なことなのではないかと思いました。

▼関連エントリー

土合駅から谷川岳登山指導センターへ。
谷川岳・一ノ倉沢南稜。


4.ヨーロッパアルプス・ヴァリス山群・ブライトホルン

2013年7月6日

夏の初めに出向いた、ヨーロッパアルプス。
マッターホルンは敗退してしまったので、頂上に立ったブライトホルンが一番良い思い出になりました。
ルートは難しいことはなく、体力的にも容易。

手っ取り早く、4000m峰を登ってみたいという人にはお勧めのルート。
展望も良くてとても楽しいですよ。

▼関連エントリー

ブライトホルンに登りました。

▼参考書籍

ヨーロッパアルプス登山・ハイキング―ニースからウィーン 4000m級から易しいコースまで310コース (登山シリーズ)


5.奥秩父・乾徳山旗立岩・中央岩稜

2013年4月5日

気になっていた、奥秩父の岩山である乾徳山の岩壁。
アプローチは長くて岩は脆いのですが、最高のロケーションであり、充実しました。

技術的にも容易なほうであり、皆さんに登ってほしいのですが、情報が少ないのが難点。
そのうち、アプローチなどについてまとめてみようかな?

▼関連エントリー

乾徳山旗立岩中央岩稜。


6.奥多摩・日原川支流・巳ノ戸谷

2013年5月28日

沢登りを初めたばかりの20数年前から、何度も行こうと思いつつ、結局登っていなかった巳ノ戸谷。
忌山の悪場と呼ばれるゴルジュ帯では、少々緊張しました。

沢登りでは初級者向けのコースばかりとも思われがちな奥多摩ですが、ここはやや難しいほうだと思います。
取り付く際は、慎重に!

▼関連エントリー

奥多摩の巳ノ戸谷へ。

▼参考書籍

東京起点沢登りルート120
沢登り (入門&ガイド)


7.妙義山・木戸壁・右カンテルート

2013年4月22日

岩尾根が続くことで知られる妙義山。
その中でも数少ない、比較的安定して登れるクライミングルートです。

でも…難しくはないのですが、ホールドがポロポロ欠けるのですよ。
しっかりと三点支持で登れる、悪条件に強い方には良いでしょう。

支点は十分にあります…でもちょっと、マニアックすぎるルートかも??

▼関連エントリー

裏妙義・木戸壁右カンテルート。


8.八ヶ岳・真教寺尾根

2013年2月27日~28日

私は冬の八ヶ岳では、東面の各ルートが大好きです。
人が少なく、山深さが感じられ、それでもそんなに天候が悪くないからです。

2月に登った真教寺尾根は、一般ルートもある尾根。
易しすぎず難しすぎずの、ほどほど緊張する良いコース。

特に下山を地蔵尾根にとって、東から西への縦走コースにすると充実します!

▼関連エントリー

八ヶ岳東面の尾根へ。
真教寺尾根を登って地蔵尾根より下山。

▼参考書籍

山と渓谷 2010年 12月号 [雑誌]


9.北岳バットレス・第4尾根主稜

2013年10月3日~4日

北岳バットレスも、本当に久しぶりに訪れました。
とても良い岩場だと思います!

しかし問題は上部の崩落箇所。
引き続いての崩落が起こるのは、どう見ても時間の問題です。
それがいつになるかは判りませんが…。

ルートそのものはほぼ従来通りに登ることができます。
しかし取り付く場合は特に注意が必要です。

▼関連エントリー

秋色に包まれた白根御池へ。
北岳バットレス・第4尾根。


10.丹沢・四十八瀬川支流・勘七ノ沢

2013年4月9日

勘七ノ沢も久しぶり。
記憶にも楽しいルートとして残っていましたが、やっぱり本当に楽しいルートでした。

このルート、取り付き付近は現在はヤマビルだらけ!
登るなら早春か晩秋の、少々肌寒い時期が無難でしょう。

ライン取りを慎重に登れば、ほとんど水に濡れることなく、抜け切ることができると思います。

▼関連エントリー

丹沢・勘七ノ沢。

▼参考書籍

東京起点沢登りルート120

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