2014年1月16日

気分最高! 冬晴れの八ヶ岳縦走。

前日の赤岳鉱泉への入山に続いての、冬の八ヶ岳山行の2日目。
赤岳(あかだけ・2899.2m)から横岳(よこだけ・2829m)を経て硫黄岳(いおうだけ・2760m)まで、南八ヶ岳の主稜線をぐるりと縦走してきました。

この日は非常に天候が良くて、空は快晴!
風が強い箇所もあったものの、それほどひどくはなくて、爽快な気分で稜線を歩くことができました。

この写真は横岳に向かう手前から写した赤岳と、遠くに見えているのは富士山(ふじさん・3775.6m)です。

赤岳鉱泉のテントを出発したのは、まだ真っ暗な早朝。
中山乗越を過ぎて行者小屋の前に着く頃は、満月に近い月がちょうど沈もうとしている時でした。

さて行者小屋から赤岳を目指すには、二つのコースが選択できます。

ひとつは文三郎尾根
歩きやすいコースですが、途中で金網の階段を登ったりするため、少々味気ないのが難点。

もうひとつは地蔵尾根
横岳に向かう場合、地蔵ノ頭から赤岳山頂の間をピストンすることになるのがちょっともったいない気もします。
でも上部では細い雪稜の通過があって、コースそのものの変化はあります。

今回は難易度的にも少しだけ上になる、その地蔵尾根を登路に選びました。

急登を登り詰めていくと間もなく周囲は明るくなって、左背後の硫黄岳、そして右背後の阿弥陀岳(あみだだけ・2805m)に朝日が当たるようになってきました。

これは地蔵尾根の核心部。
やせた雪稜を、左からかわすようにして通過していきます。

稜線に出た地点の、地蔵ノ頭から赤岳展望荘の一帯は、強風が吹き抜けて寒く、早々に通過。
その先、赤岳の登りに差しかかると、風もほどほどになって、気持ち良くアイゼンを雪面に食い込ませながら進むことができるようになりました。


今回は稜線縦走中、少し多めに動画を撮りました。
それらをまとめたもの(10分)をYouTubeにアップロードしたので、矢印をクリックしてご覧になってみてください。

たどり着いた、赤岳の頂上。
本当に吸い込まれるような青空です!

同行者のすぐ右にある、頂上の白い山は蓼科山(たてしなさん・2530.3m)。

南には、すっきりした富士山の姿も望むことができました。

赤岳頂上で展望を楽しんだ後は、地蔵ノ頭まで引き返して横岳へ。
横岳は複数のピークから構成されていて、二十三夜峰日ノ岳鉾岳石尊峰三叉峰と連続する岩場の多い小ピークを通過していきます。

雪が多かったり、また少なすぎたりすると意外と手間取るのですが、今回は程良い積雪量で、特に問題なく突破することができました。

最後ははしごを登って、広い奥ノ院に到着。
ここが横岳では最も標高の高い、主峰とされているピークです。

横岳からはやせた尾根からはしごを下って、カニの横ばいの鎖場を通過すれば、あとはもう難しい箇所はありません。

しかし下りきった大ダルミから最後の硫黄岳への登りは、風が強く、単調で長く、なかなかくたびれる区間です。。

それでも間もなく、硫黄岳に到着!

北面の大きな爆裂火口を覗き込み、横岳、赤岳、阿弥陀岳の大展望に別れを告げて、赤岳鉱泉への下降路へと進みます。

硫黄岳からのこの下山路には、尻セード用のトレースがあちこちにありました。
我々もかなりの区間を滑り降りて、一気に下っていきました。

最後は少し時間があったので、ジョウゴ沢に寄り道をしました。
傾斜が緩くて小さいF1の右寄りをシングルアックスで登り、F2の下まで。

かつては何度も登ったこのジョウゴ沢、久しぶりに訪ねて懐かしさを感じました。
最近はアイスクライミングからは遠ざかっているのですが、また登ってみようかな?という気持ちにもなりました。

これはジョウゴ沢F2から見上げた青空。
八ヶ岳は冬でも天気が良いのですが、この日は特別に良かったように思います。

今回のコースはやはり展望が一番の魅力なので、こういう天気の良い日に歩くことができたのは、とても嬉しいことでした。

<参考コースタイム>

赤岳鉱泉(05:35)―行者小屋(06:17)―地蔵ノ頭(07:48)―赤岳(08:35~08:48)―地蔵ノ頭(09:22)―横岳(10:45)―硫黄岳(11:49)―ジョウゴ沢F2(13:06)―赤岳鉱泉(13:34~14:28)―美濃戸(15:27)―美濃戸口(16:05)

▼参考書籍

   

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