2014年1月11日

日光の女峰山を目指して大失態!

これまで比較的縁のなかった、日光の山に登ってみることにしました。

行き先はあれこれ検討しましたが、登りやすいとされる女峰山(にょほうさん・2483m)に決定。
コースは霧降高原から山頂に立って、西参道を下る周回縦走としました。

早朝の快速電車で東武日光駅に向かい、そこからタクシーで登山口となる霧降高原へ。

ところが!

一般車は普通に霧降高原まで走っているのに、我々の乗ったタクシーは路面が凍結しているから無理とのことで、途中で下車することに…。
そこから55分も車道を歩いて、やっと登山口となる日光霧降高原キスゲ平園地に到着したのでした。

ここが日光霧降高原キスゲ平園地。
左手にはそこそこ広い駐車場、右手には通年営業のレストハウスがあります。
冬期間中も通常の降雪であれば、ここまで除雪されているそうです。

右奥のこんもりした山は丸山(まるやま・1689m)、左は小丸山(こまるやま・1601m)。

レストハウス内部にはお手洗いと、2階にはレストランが。
そしてこのような自然関連の展示物が置かれた、情報コーナーも設置されていました。

薄緑色のマユは、ヤママユガのマユの抜け殻。
そしてもうひとつは、小鳥の巣です。

その他に写真なども展示されており、大山自然歴史館には及ばないものの、程々に充実した情報コーナーでした。

日光市霧降高原キスゲ平園地ホームページ


さてレストハウス内で身支度を整え、いよいよ出発です。
しかし出発直後に、今回の行程の最大の難関が!

ここはかつては、日光霧降高原スキー場だったものが、自然観察の園地として再開発されたところです。
その際に設置されたのが、この階段。
全部で1445段もあって、「天空回廊」なる愛称が付けられています。

長い階段として知られる、上越線土合駅の462段の階段の3倍以上。
しかも雪がついて大変に滑りやすく、思いのほかに体力を削ぎ取られて、やっとの思いで登り切ったのでした。。

▼関連エントリー
日本一のモグラ駅 ― 上越線の土合駅へ。 (2013年3月27日)

天空回廊終点の小丸山展望台を過ぎれば、そこからは雪のついた登山道です。
微妙な積雪量ではありましたが、ところどころ膝くらいまで潜る箇所もあったので、早めにワカンを装着。
雪をかぶったドウダンツツジの間を縫うように登っていきます。

焼石金剛と呼ばれる展望地を過ぎると、コメツガの多い樹林帯の中を進むようになります。

間もなく、途中のピークである赤薙山(あかなぎやま・2010.3m)の頂上に到着。
ここまでも雪が降ったり止んだりの空模様でしたが、少々降り方が激しくなってきたようでした。

赤薙山の先からは、尾根は険しさを増してアップダウンが連続します。
途中には、このようにロープの張られたトラバース区間も。

岩場の急な下りもあり、適当なところでワカンをアイゼンに履き替えました。

ところでこの日の目標は、唐沢避難小屋は無理にしても、女峰山手前の2295mピーク辺りまでは行きたいと思っていました。

しかし出発は1時間遅れ。
さらに3日前に降り積もった新雪が思いのほか深く、トレースはあったもののあまり行程ははかどりません。

それでも赤薙山の先の、2203mピーク(写真中央)と2209mピーク(写真右)とのコルまでは進んで、そこにテントを張りたいと考えました。

まだまだ先は長く、気合を入れて登っていきます。

とは言いつつも、岩場も点在するので慎重に進みます。

やがて登りつめた奥社跡である2203mピークには、ここまでトレースをつけてくれた4人パーティがテントを張っていました。
いっぽう我々の目標は、ここから下ったコル。
テントの中の人にご挨拶をして、トレースのない雪面を下り始めます。

しかし私はここで、ミスをしてしまいました…。
ここまではトレースに助けられて、雪は深かったもののアイゼンを装着しての歩行。
けれどもこの先は、腰まで潜るラッセルです。

通常であれば、アイゼンをワカンに履き替えるべきでした。
でも標高差で50m下るだけ、今さら履き替えるのは面倒と、そのまま強引に下ってしまったのです。

途中で何回か、足は雪を突き抜けて、その下の灌木に引っかかって抜くのに苦労をしました。

これは危ない、ワンタッチアイゼンであれば外れるかもしれない…。

ふと思い至って右足を確認したら、大丈夫、アイゼンはついています。
いっぽう左足は…。

見ると、ない!

慌てて踏み込んだところを掘ってみます。
しかし積雪量は腰くらい。
その下は灌木の空洞になっており、少々掘ったくらいで小さなアイゼンが見つかる訳がありません。

あー、もうあってはならない大失態です!

すでに日没近い時間だったこともあり、アイゼン探しは泣く泣く切り上げて、予定のコルまで進んでテントを張りました。

翌日はどうしようかと同行者と相談したのですが、結論の出ないままシュラフの中に。
とても寒い夜で、ぐっすりとは眠れずに、夜中に何度も目が覚めました。

<参考コースタイム>

路上(10:06)―霧降高原レストハウス(11:00~11:15)―小丸山展望台(12:02)―赤薙山(14:38)―奥社跡(16:39)―2203mピークと2209mピークのコル(17:15)

▼参考書籍


女峰山、良いコースだと思うのですが、最近の雪山コースガイドでは取り上げられることは少ないようです。
大変に古い本ですが、私は岩崎元郎さんによるこの『雪山 入門とガイド』を参考にしました。

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