2014年1月25日

山と海の景色が楽しめる沼津アルプス。

風の旅行社による、風の山人●バスで行く国内の山旅のツアーガイドで出掛けてきました。

今回の行き先は、静岡県沼津市の南部に連なる静浦山地
通称、沼津アルプスです。

ツアーのタイトルは「ご当地アルプスシリーズ 沼津アルプス縦走」。

5峰7峠と言われる沼津アルプスのうち、今回歩くのは横山峠(よこやまとうげ)から大平山(おおべらやま・356m)の間の、3峰6峠。

登山とは呼び難い観光地となっている香貫山(かぬきやま・193m)、車道を歩く八重坂峠(やえさかとうげ)、展望のない横山(よこやま・182m)の3箇所を割愛した、沼津アルプスの最も楽しい区間を歩くプラン。

この写真は最初のピークである、徳倉山(とくらやま・256m)から見た富士山(ふじさん・3775.6m)です。

現地集合の場合もある風の旅行社のツアーですが、今回はバスツアー。
出発時間の45分前に集合場所である新宿に行ったのですが、まだ夜明け前。
周囲は暗かったのですが、夜行バスで新宿に着いた人が多くて、思いのほか賑わっていました。

バス乗車は2時間あまりで、沼津商業高校近くの空き地に到着。
住宅地の裏をひと登りで、横山峠の標識の立つ、沼津アルプスの稜線に到着です。

そのすぐ先には、階段の続く急登が待っていました。

汗はあまりかかないくらいのゆっくりしたペースで急登を登りきり、最初のピークである徳倉山頂上へ。
富士山のよく見える展望の良い頂上には、二等三角点が設置されていました。

徳倉山からはロープを伝いつつ急な道をくだると、しばらくはなだらかな稜線が続きます。

途中には1943年に造られたという、B29爆撃機を警戒するための防空壕がありました。

さらに千金岩近くの斜面を下ると、志下坂峠(しげさかとうげ)に到着です。

志下坂峠から登り詰めると、なぜか5峰7峠には含まれていない、志下山(しげやま・214m)の頂上に到着。

別名「さざなみ展望台」でもあるこのピークで、お昼ご飯を食べました。

少し下った「奥駿河展望台」。
海岸景色を望むには、ここが最も良い場所だったと思います。

さらに下って、馬込峠(まごめとうげ)。
その先には「キ★ララ展望台」というのもありました。
なんで“キ★ララ”なのかは、不明です。。

続けて小石が浮き出た面白い大岩である「ぼたもち岩」が出てきて、そこから左に回り込むように進むと、「中将さん」と名付けられた岩屋が現れます。

この「中将さん」には案内板が設置されていたので、ちょっと長くなりますが引用します。


中将さんの由来


本三位中将、平重衡(清盛五男)は一ノ谷の合戦に敗れ(1184年)須磨方面に逃走中、馬に矢があたり馬と共に倒れた所を源氏に生け捕られ、京都市中を引き廻しの上、土肥実平に預けられていたが、源頼朝の命により、梶原景時に付き添われて鎌倉に送られて尋問を受けたが、平家ただ一人の生き残りの重要武将なるによって、一時優遇され狩野宗茂に預けられ、後伊豆狩野の里に軟禁されていた。
しかし重衡が治承四年(1180年)南都攻撃に平家の大将軍として出陣し、東大寺、興福寺や奈良市内を焼いた罪は僧侶はもとより一般民衆の怒れる所となり、重衡を処断する為引渡しをする事になった。
この事を逸早く知った重衡は狩野の里を出て、海岸沿いに逃げてきたが、道が無く馬を捨て山に這入り、鷲頭山中腹の洞窟に隠れ住んでいた。其の後追手によって遂に発見されて包囲され、大岩上まで逃れたが重衡の運命これまでと切腹自害し果てた。
此処を「中将切腹の場」と言う。又、重衡が隠れ住んでいた洞窟を「中将さん」と言って浜の人々が、その霊を慰めるため祭ってきたが、この中将岩は大平分なので文明十四年(1480年)より大平の村人が祭ることになり延宝七年(1679年)阿弥陀如来の石像を造り、此処の岩窟に納め、毎年4月3日に祭を行ってきた。
尚境内に大正天皇東宮当時のお手植の松の大木があった。

平成十九年三月
中将奉賛会
大平郷土史研究会

ちなみに、狩野の里を出て海岸沿いに逃げた以降の件は、実際とは異なるこの地に伝わる伝説とのこと。
実際の重衡の最後については、以下のリンク先を参照してみてください。

平重衡 - Wikipedia


「中将さん」からはふたたび急登。
登り切った小ピークが、小鷲頭山(こわしずやま)。
先の引用文中にある「中将切腹の場」が、このピークです。

そして小鷲頭山から登り詰めると、沼津アルプス最高峰である鷲頭山(わしずやま・392m)頂上に到着。

ロッテから依頼を受けている、山ガーナプロジェクトとして配布させていただいたガーナチョコレートを皆で掲げて、記念撮影をしました。

さてその先で少々アクシデントがあったものの(参加者の皆さん、すみませんでした!)、多比峠(たびとうげ)を過ぎて沼津アルプスのハイライトであるウバメガシの岩尾根へ。

温暖な地に生えるウバメガシの北限とも言われている一角であり、密集して生えているその景観は熱帯のジャングルにも似た独特なものです。

岩尾根を削った階段や、倒れてもまだ伸び続けるたくましいウバメガシを見たりしつつ、多比口峠(たびぐちとうげ)を通過。

そして最後のピークとなる、大平山の頂上に到着。
ここは展望は乏しいのですが、コースを歩ききったことでちょっとした達成感を味わいました。

大平山からは多比口峠に引き返し、そこから下って車道へ。

早くも咲き誇るスイセンの花々を見たり、一袋100円のみかんを買ったりしつつ、海岸に近い多比地区で待つバスに乗車。
新宿へと戻りました。

<参考コースタイム>

沼津商業高校前(09:36)―横山峠(09:46)―徳倉山(10:15)―志下坂峠(11:10)―志下山(11:24~11:50)―馬込峠(11:58)―志下峠(12:14)―小鷲頭山(12:34)―鷲頭山(12:53)―多比峠(13:46)―多比口峠(14:32)―大平山(14:45)―多比口峠(15:03)―多比(15:42)


ところで先日、NEXUS7にインストールした山旅ロガーですが、しっかりと軌跡データを記録できています。
しかしブログパーツをうまく本文に貼り付けることができず、今回は掲載していません。。

このブログはGoogleのbloggerというサービスなのですが、山旅ロガーがブログパーツとして出力するJavaScriptを、本文中では表示できないのです。。

いろいろ試した上、また後日掲載したいと思っていますので、しばらくお待ちください。

▼参考書籍

  
沼津アルプスが掲載されているのは、主にこの辺りでしょうか。
その他、探せば山岳雑誌などにもっとたくさん載っているかも?しれません。

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