2014年4月5日

鹿沼岩山での取材と、猿岩の鎖場について。

1週間前に引き続いて、栃木県鹿沼市の岩山(いわやま・328.2m)へ行ってきました。
こんどはガイドではなく、雑誌での取材でした。

これは岩山の頂上から見た、日光連山。
中央の大きな山が男体山(なんたいさん・2484.2m)、左の奥が白根山(しらねさん・2577.6m)。
いっぽう、右は大真名子山(おおまなこさん・2375.4m)と小真名子山(こまなこさん・2322.9m)が連なり、その右に見えているのは女峰山(にょほうさん・2483m)でしょう。

今回の取材での私の立場は、技術監修兼モデル。
登山道の歩き方や岩場の登り降りの方法、靴紐のしばり方やパッキング方法など、さまざまな基本技術を解説させていただきました。

掲載されるのは出版社・地球丸が発行する『TRAMPIN'』。
5月9日(金)に発売となる、Vol.18に載る予定です。
ぜひご覧になってくださいね!

ところで2週続けて訪れた岩山。
名前の通りで岩場が多くはありますが、傾斜の強い箇所には足場が刻まれており、そんなに怖い思いをしなくても登れる山だと思います。

ただし例外は、下降路となる猿岩です。
70mとも言われるこの鎖場は、思いのほか難度も高く、うっかり入り込むと危険と言って良いでしょう。

あまり写真はないのですが、多少でも危険予防の参考になればと思いましたので、以下に詳細を記してみます。


猿岩の鎖場

岩山の頂上手前で右(北)に進み、岩小屋状の岩穴の左手を回り込んで登り、岩尾根の左手を慎重にトラバースすると展望の良い猿岩上部に出ます。

鎖場上部から慎重に後ろ向き(岩向き)になって、鎖を下っていきます。
傾斜は60度くらい。
手はとらえやすいホールド(岩の手がかり)はなく、完全に鎖をつかみます。
いっぽう外傾はしているものの足は置ける箇所が点在。
それを拾って歩くように降ります。

10m余りで木の生えたテラス(立てる場所)へ。
続けてたわんだ鎖を掴み、左へトラバース(横移動)。
上に行き過ぎないようにまっすぐ垂れた長い鎖に移り、それを下ります。
傾斜はやはり60度くらい。
途中で2回ほど、鎖の付け替え箇所では慎重に持ち替えます。

やがて下が暗く、これまで以上に切れ落ちている箇所へ。
ここからが核心部で、左下へ落ち込むように急な鎖を伝っていきます。
傾斜は80度くらい、足場も非常に滑りやすく、完全に腕力だよりです。
ところどころの岩の出っ張りを利用して立ち込み、多少でも体重を足で支えながら5mも下れば、傾斜が緩みます。
ここから左に、小さな岩尾根を越える鎖が延びているのでそちらに移って下るのが良いでしょう。
まっすぐ下る鎖もありますが、途中のテラスで行き止まりです。
バンドを左にトラバースして、結局同じ鎖を伝うことになります。
最後は足場がツルツルの箇所を慎重に下って、地面に降り立ちます。

その先の分岐を、右に行けばゴルフ場に出て日吉神社方面に戻ることができます。

通常は鎖場は、「鎖は補助的に使って、しっかり岩を掴んで」と言われますが、この猿岩は別。
傾斜が強く、岩はツルツルして掴むことができないため、鎖を握ってぶら下がることになるので要注意!

腕力に自身のない方は、通過を避けるようにするのが無難でしょう。
また雨の日、岩が濡れている時も避けるのが良いと思います。

▼参考書籍

栃木県の山、全部で54コースが紹介されていますが、岩山は36番目。
日光や那須といった有名な山々に混じって取り上げられています。

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