2015年5月16日

カッコソウが咲く鳴神山へ。

風の旅行社による登山ツアー「邦岳探訪の旅」のガイドとして、群馬県桐生市の名峰・鳴神山(なるかみやま・981.5m)に行ってきました。

この時期の鳴神山の見どころは、やはりこの近辺の山地にのみ自生するカッコソウ
サクラソウ科の植物で、このような可愛らしい花が咲くのです。
しかし見映えがすることから、採取されることが多くて自生地が激減し、2012年には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」、通称、種の保存法の国内希少野生動植物種に指定されるほどに。
今、目にすることができるのは基本的には鳴神山山頂近くの、移植地2箇所のみです。

この写真は、椚田峠やや東側の移植地に咲いていたもの。
一帯では、100を超えるたくさんのカッコソウが花を咲かせていました。

▼カッコソウの詳細

桐生市 [ カッコソウ ]

今回のツアーは、公共交通機関を利用。
往路は以下のように乗り継いで、鳴神山の駒形登山口を目指しました。

東武鉄道りょうもう1号 @2,000円
東武浅草駅 07:00発 → 足利市駅 08:18着
※東武足利市駅→JR足利駅間 徒歩15分
JR両毛線 @240円
足利 08:38発 → 桐生 08:53着
おりひめバス @200円
桐生駅北口バス停 09:00発 →吹上バス停 09:35着

写真左は東武線の足利市駅からJR足利駅まで歩く間に渡った、渡良瀬川の様子。
河原にはたくさんの鳥がいたようです。

写真右はおりひめバス。
レインボーカラーのよく目立つバスでした。

吹上バス停からは、車道を歩いて廣土橋(写真左)を渡り、さらに林道を少し歩いて奥の登山口へ。

駒形コースは、終始このような沢筋を進みます。
展望は乏しく地味とも言える登山道ですが、沢登りを思わせるようなミニゴルジュもあって、それなりに楽しく登っていきます。

登り詰めたところが、雷神岳神社が祀られる肩の広場。
手前に置かれた眷属(外敵などを防ぐ神の使い)は狛犬ではなくて、オオカミの石像でした。
オオカミと言うと恐そうなイメージもありますがそんなことはない、愛嬌の感じられる姿でした。


また拝殿前には、見事なヤマツツジの花が。
この先も椚田峠までの間までに、あちこちで見事な花を咲かせていました。

方の広場から東側にほんの少し下った地点にも、カッコソウ移植地があるのですが、こちらはほんの少しのみ。
広場に戻って、山頂方面へと向かいます。
すぐに現れる分岐は右へ。

岩場を登って、たどり着いた鳴神山の頂上。
鳴神山は双耳峰であり、こちらは東峰とされる桐生嶽(きりゅうだけ・981.5m)です。
朝から断続した小雨もこの頃には完全に上がっていたのですが、視界は今ひとつで遠くの山ははっきりとは見えませんでした。

分岐に戻って今度は西峰となる、仁田山岳(にたやまだけ・979.7m)へ。
展望の乏しい頂上です。

仁田山岳からは稜線を北へ、椚田峠まで下りました。

これは椚田峠やや東側のカッコソウ移植地の様子。
本当にたくさん咲いていました!
この可愛らしい花を、この先もずうっと守っていきたいものです。

さてカッコソウ見学後は椚田峠に戻って西に向かうと、間もなく広い道となって林道に合流。
廣土橋を目指して下り、会社が手配していたタクシーに乗って、わたらせ渓谷鐵道の水沼駅へと向かいました。

<参考コースタイム>

吹上バス停(09:55)―廣土橋(10:20)―駒形コース中間点(11:10)―肩の広場(11:50~12:18)―桐生嶽(12:23~12:38)―仁田山岳(12:46)―椚田峠(13:10~13:35)―廣土橋(14:36)


下山後の入浴施設

タクシーでやって来たわたらせ渓谷鐵道の水沼駅は、入浴施設が併設された水沼駅温泉センターとしても利用されています。
入浴料は、600円。
若干狭いのですが、独特の風情のあるお風呂であり快適に入浴することができました。

そして最後は、わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車「トロッコわっしー号」に乗車。
30分足らずの時間でしたが、新緑の中の快適な鉄道の旅を楽しんだのでした。

今回は山も花もきれいで、温泉も良く、鉄道も楽しむという盛りだくさんのツアー。
ご参加いただいた皆様には、とても楽しかったと喜んでいただけたのでした。

▼参考書籍

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