2015年5月28日

古賀志山・全山縦走コース。

マウンティンゴリラ登山学校の山行で、栃木県の名低山・古賀志山(こがしやま・582.8m)に行ってきました。
様々なコースが選択できる古賀志山ですが、今回は山と渓谷社の『新・分県登山ガイド8栃木県の山』で取り上げられている、全山縦走コースを目指しました。
西の赤岩山(あかいわやま・535m)から山頂を経て、北側の稜線をたどって鞍掛山(くらかけさん・492.4m)の登山口へ下るものです。
(鞍掛山は登らずに下山しました)

これはコース全体の核心部とも言える、中岩(なかいわ・546m)の岩場。
中央のルンゼ状の岩を登って、上に立ちました。


Google Mapで今回のコースの地図を作ってみました。

スタートは左のJR日光線文挟駅。
そこから青いラインの区間は、車道や林道を歩く部分です。

赤のラインが赤岩山を経て古賀志山頂上への道。
また緑のラインが、古賀志山頂上から鞍掛山登山口への道です。

さらに鞍掛山登山口からも青いラインの通りに、バス停のあるろまんちっく村まで車道を歩きました。

なお古賀志山の主要コースについては、以下のリンク先にわかりやすく記されています。

ハイキング 【宇都宮市森林公園】


ところでこのブログ『山と兎』は、古賀志山を検索して訪れる方がとても多い状況です。
古賀志山に関心をお持ちの方に多少でも役立てばと思い、少し詳しく今回のコースを記してみました。


スタートはJR日光線の文挟駅。
出口は2つありますが、東口へ。
宇都宮方面から電車に乗ったとすると、階段で線路を渡った反対側になります。
駅前に出たら少し左に向かって県道70号に出て、あとはこれを右へと進みます。
ちなみに駅周辺や登山口までの道路脇には、コンビニエンスストアなどは1軒もありませんでした。
左手に正一位稲荷大明神の石の鳥居が現れたすぐ先で、左に向かう林道背中当線の入り口が現れるのでそれに入ります。
この標識が目印です。
100mも進むと分岐になり、左へ進みました。
林道はどんどん狭くなって、砂利道になって終わります。
そこが籠岩登山口で、木にこのような小さな標識が巻かれています。
この先はすぐに急登となり、急斜面につけられたジグザグの踏跡を登っていきます。
稜線に出たところで少しだけ左へ行くと、標識の立つ籠岩が現れます。
正面から登って上に立つこともできますし、左から回りこんでも登ることができます。
籠岩から引き返して尾根を進むと、北ノ峯(きたのみね・432.7m)へと出ます。
四等三角点が設置されていました。
さらに尾根を進むと、やや急な岩尾根に出ます。
階段状なので、慎重に下ればそんなに難しくはないでしょう。
この写真の方向から見た左手から、巻いて通過することもできるようです。
その先で尾根の傾斜は強まる部分では、右へ向かう踏み跡へ。
行き当たった先の尖った岩が、猿岩です。
赤岩山へは猿岩側の尾根から向かうことになります。
猿岩も、それほど難しくなく登ることが可能です。
右に回り込んでバンドを慎重にトラバースすれば、あとは階段状の踏み跡がてっぺんまで続いています。
コースに戻って樹林帯の尾根をたどると赤岩山の頂上です。
この頂上の南側すぐ下にはパラグライダーの発進場所があって、踏み跡が錯綜していますが、できるだけ尾根を外さないようにするのがポイントです。
また赤岩山からは緑色のネットが張られた急な斜面を慎重に下ります。
登り返したところにあるのが、この二尊岩。
2つ並んだ、面白い形の小岩峰です。
その先が中岩で、トップ写真の岩場を登ることになります。
ルンゼ状のやや傾斜の強い岩場を10mほども登るとバンドに出て、あとは踏み跡をたどれば頂上です。

これは中岩の反対側(古賀志山頂上寄り)の様子。
やはり鎖の下がった、10mほどの急な岩場になっていて、慎重に下りました。

中岩を通過した先からは、なだらかな尾根道を登ると御嶽山(おんたけさん・560m)の頂上です。
冬は日光の山々を望む展望台なのですが、今回は霞んで遠くは見えませんでした。
御嶽山からはハシゴを下って、岩尾根を忠実に進み、鳥居だけが残る神社跡を過ぎると古賀志山の頂上に到着です。
頂上からは北へ向かい、東稜展望台に向かう道を右に見送って下ると、富士見峠に出ます。
ここで一般登山道の北コースは右に下るのですが、今回は直進。
さらに北に続く稜線をたどりました。
伐採斜面を通過して、やや不明瞭になってきた道をたどると、中尾根分岐に到着。
ここも見送って、直進します。
その先の小ピーク(559m)で左へ向かい、ロープの下がった大きな岩は登らずに右下へ。
続けて現れるヤセ尾根は、右から巻いたほうが無難です。
まっすぐ進むと、ボロボロに鎖を使って急な岩場を下ることになります。
登り返したピークが、540mピーク。
富士見峠以降の稜線は、ピークやコルに名称がなく、現在位置の特定が困難になります。
さらに進んだ、494mの小ピーク間近の分岐。
そちらへは向かわずに、ここで進路を東に変えて、アップダウンを繰り返す尾根をたどります。
読図力が要求されるところです。
431mピーク付近で進路を北に変えて、下ったところが340mの峠。
こんな感じで、目印は特にありません。
ここで稜線を離れて、東側の浅い沢筋へ下っていくと、間もなく林道が現れます。
林道を下っていくと、鞍掛山登山口を示す標識が立っていました。
ここまでの間で登山口を通過しているはずですが、うっかりして見落としてしまい、写真は撮れませんでした。。
鞍掛山登山口からは長く車道を歩いて、宇都宮市農林公園ろまんちっく村のバス停へ。
ここで入浴も可能なのですが、今回は自動販売機のみ利用させていただき、バスに乗り込んで宇都宮駅に向かいました。

バス時刻については、以下のサイトで検索ができます。
ただし使い勝手は、あまり良くない感じです。



これは下山後に、国道293号付近から見た古賀志山方面。
左の一番高く見えるところが頂上です。

今回のコースは前半に岩場が集中。
事故も多い、難コースとして知られています。
しかし本当に難しいのは、岩場の登り降りよりもルートファインディングと言えるでしょう。
前半は踏み跡が多くて判断に迷いますし、後半は顕著なランドマークがなくて現在位置特定が難しい状況が続きます。
目指す場合は地形図、およびコンパスを駆使した、山岳ナビゲーションの技術をしっかり学んでからにすべきでしょう。
技術を身に付けた上で目指すならば、きっととても歩きごたえのある、面白く充実したコースに感じることと思います!

<参考コースタイム>

文挟駅(08:51)―籠岩登山口(10:02)―籠岩(10:28)―北ノ峯(10:34)―猿岩(10:58)―赤岩山(11:15)―中岳(12:11)―御嶽山(12:40~12:57)―古賀志山(13:09)―富士見峠(13:24)―中尾根分岐(13:42)―540mピーク(14:31)―494mピークとの分岐(14:54)―340mの峠(15:36)―ろまんちっく村バス停(17:05)

▼古賀志山に関連するエントリー

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初めて頂上に立った古賀志山。 (2013年1月3日)

▼参考書籍

改訂新版 栃木県の山 (新・分県登山ガイド)栃木百名山ガイドブック 改訂新版とちぎ花ハイキング:花を楽しむ全70コース

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