2017年6月27日

奥多摩の山が続きました。

今月も各地の山を登っているのですが、この前の週末は2日連続で奥多摩でした。

6月24日は、大岳山の南東に延びる馬頭刈尾根の支尾根となる小怒田ノ尾根へ。
この小怒田ノ尾根は、登山地図の類には破線の記載もない完全なバリエーションルート。
途中で現れる、高黒岩という岩壁の突破がポイントです。
私はここはロープを使い、20~30mと短く区切った6ピッチの登攀で登ります。

左から弱点を縫って言うと巻き気味に登るので、それほど大変ではないのですが、ルートファインディングはかなりの難しさ。
なお今回は、高黒岩を抜けきって高黒山に立ち、その先の富士見台で馬頭刈尾根に合流。
そこからは大岳山には立たず、芥場峠から御岳山ケーブルカーに移動して下山しました。

6月25日は、大岳山の北面の登山道である海沢探勝路へ。
これは海沢探勝路の入口にある、三ッ釜の滝を上から見下ろしたところ。
この道は難路とされるコースではありますが、数ヶ所ある道間違いしやすいポイントを気をつければ、あとはそれほど難しい場面は現れません。

この日はちゃんと大岳山の山頂に立ち、稜線を北西に縦走して鋸山から鋸尾根を下山。
あちこちで咲いていたコアジサイの花がきれいでした。

なお、昨日このブログに書いたオリンパスの防水カメラ・Tough TG-5とTough TG-4の撮り比べは、この海沢探勝路から鋸尾根の登山中に行ったものです。

さらに鳥取に行く前の6月14日にも、奥多摩に出向いています。
登ったのは日原川の支流の鷹ノ巣谷。
久しぶりの沢登りでした。
これは同行の若手沢ノボラーが、前半の小滝を登っているところ。

中間部で現れる大滝は、ロープを使って右壁から登りました。
後半は、苔が美しい源頭部をたどって稲村岩尾根へ。

下山はそのまま稲村岩尾根を下ったのですが、途中で寄り道して稲村岩の頂上にも行ってきました。
私は奥多摩にはもう29年も通っているのですが、稲村岩の上に立つのは何と初めて!
とても新鮮でした!

◆    ◆    ◆

その他の近況です。

昨夜は都岳連の、海外委員会のミーティングに出席。
今年の秋に実施予定の海外登山研究会で、愛知県在住の某有名登山家を招聘しようということで話がまとまりました。

今日の午後は、江戸川区に住んでいる両親のところに行ってきます。
最近二人とも調子が悪いと言っているのですが、せめてあと9年、私が60歳になるまでは元気でいてもらわないと困るので、頑張るように励ましてきます!

その後明日からは、いつもと傾向の違うメディアの依頼による原稿執筆に取り組みます。
金曜日の締め切りに向けて、集中して書くつもりです。

2017年6月26日

防水カメラ・OLYMPUS Tough TG-5とTG-4の撮り比べ。

先週末に購入したばかりのオリンパスの防水・耐衝撃カメラ「Tough TG-5」を、昨日さっそく使ってきました。
場所は奥多摩の大岳山。
撮影場面のいくつかは、ほぼ同じ条件で2年前発売の「Tough TG-4」でも撮影したので、両方の画像を並べてみます。

なおTG-4も、2年前の発売直後に入手したものです。
こちらはネパールの5000m近い高地や氷点下20度以下の冬の八ヶ岳の稜線、さらに炎天下の三浦半島の海岸などで酷使してきたものであり、少々痛み気味と言えるかもしれません。。

設定は、TG-4のほうは「高感度オート」。
手ぶれや被写体ぶれの軽減を優先し、カメラが自動的にISO感度を設定するモードです。

いっぽうTG-5のほうは「ISOオート」。
画質を優先し、カメラが自動的にISO感度を設定するモードです。
昨日は暗い谷筋を歩く場面が多かったので、本当はこちらも高感度オートにしたかったのですが、TG-5にはその設定がないのです。。

手ぶれ補正について調べると、TG-4は「CMOSシフト式」というものであるのに対し、TG-5は2.5段の補正効果がある「撮像センサーシフト式」に変わっています。
このことによって手ぶれ補正が強化されたため、高感度オートの必要がなくなったのかもしれないな、と思いました。

さて、実際の画像です。

1.暗い場所にある3段の滝(プログラムモードで撮影)

●TG-5
(f2、1/60、IS0200、-0.7)

●TG-4
(f2、1/250、IS0640、-0.7)

TG-5では岩肌や苔の、微妙な階調が表現されています。
しかしこれは、ISO感度の差もある程度は影響しているのかもしれません。

岡山の山2つを登ってきました。

先週は以前住んでいた、鳥取県の米子市に行ってきました。
かつてお世話になった皆さんへの、ご挨拶というか顔見せが目的でした。
ただし時間が限られており、会えない方も多くて残念でした。。

そうは言いつつも、滞在中には時間をとって山も登ってきました。

6月20日は、鳥取―岡山県境の中蒜山へ。
中蒜山の頂上。
明るく開けた爽快な山頂です。

山頂直下では、ちょうどヤマツツジの花が満開で見事でした。
また今回のコースは、塩釜冷泉の登山口からのピストンでした。

6月22日は和気アルプスの神ノ上山へ。
これまで30回くらい訪れている和気アルプスですが、ダンガメ稜というコースは登ったことがなく、今回はそれをたどりました。
途中ではノーマルルートより難易度の高そうな、フランケの岩場をたどりました。

岩場を抜けてたどり着いた神ノ上山は、以前はなかった山頂標識が設置されていました。
同行の方とあれこれ世間話をした後は、鎌尾根リッジをたどって下山。

和気アルプスからの下山後は、ただちに岡山駅に移動し新幹線に乗車。
岡山にもお世話になった方は多く、お顔を見たかったのですが今回は急いで帰る必要があり、残念ながらお声掛けすることなく離れてしまいました。
米子や岡山は、またたっぷり時間をとって訪れますので、その時にはもっと多くの皆さんとお話したいと思います。

2017年6月24日

オリンパスの防水・耐衝撃カメラ「Tough TG-5」。

昨日発売になった、オリンパスの防水・耐衝撃カメラ「Tough TG-5」。
Amazonで予約注文し、先ほど手元に届きました。
20分ほどあれこれいじってみましたが、操作性はTG-4よりもかなり使いやすくなっている感じ。
ただしメニューが若干変わっていて、TG-4の感覚ですぐに自在に使える、という訳ではありませんでした。
また後ほど、使用感を報告しますのでお待ちくださいね!

▼Amazonへのリンク

風の旅行社のお仕事も頑張っています。

昨日は最近のガイド登山の様子をお知らせしましたが、それとは別の、風の旅行社主催の登山ツアー、登山教室のほうも頑張っています。

6月3日~4日にかけては、南八ヶ岳の縦走に行ってきました。
コースは桜平から入山し、まずは硫黄岳に登って硫黄岳山荘に宿泊。
その後は横岳を経て赤岳に登頂し、文三郎尾根から美濃戸口へと下山しました。

宿泊した硫黄岳山荘は、ちょうど開山前夜祭。
バイオリンとピアノの素晴らしい演奏を堪能しました。
また翌朝は、見事な日の出も見ることができました。

6月7日は風の旅行社の会議室で、風の登山教室の机上講習を実施。
今回のテーマはセルフレスキュー。
初心者にはイメージしにくいテクニックと思いますが、その概要を解説しました。

6月17日はその風の登山教室の、セルフレスキューの実践講習を行いました。
場所は埼玉県の天覧山でした。

セルフレスキューの技術を①ファーストエイド、②搬送、③ビバーク、④ロープワークに分けて、それぞれ無理なく理解できる範囲で練習をしました。

◆    ◆    ◆

さて風の登山教室、7月は登山コースの体力度がテーマです。
具体的には、最近の山と渓谷社のガイドブックに記されている「コース定数」の解説です。
7月5日に行う机上講習では、コース定数の考え方と利用方法を説明します。
コース定数からより正確な体力度を知ろう | 風の旅行社

7月15日に行う実践講習では、実際にコース定数が設定された山を歩いてみて、その表現がどのようなものかを一緒に体感してみましょう。
秩父・秩父御岳山 | 風の旅行社

また登山ツアーのほうも、現在夏山登山のご参加者を募集中です。
7月は22日~23日の2日間で、富士山のプリンスルートをご案内します。
ポピュラーな割には岩場も多くて非常に登りにくい吉田口登山道とは異なる、富士山の魅力を堪能できる最高のルートです!
7/22(土)~23(日) 富士山・プリンスルート | 風の旅行社

8月は19日~21日の3日間で、北アルプスの槍ヶ岳をご案内します。
宿泊するのは、かつて私もスタッフとして働いた槍岳山荘。
お天気良ければ、見事な夕日と日の出も見れると思います!
8/19(土)~21(月) 上高地から登る槍ヶ岳 | 風の旅行社

以上、ぜひご参加ご検討くださいね。
よろしくお願いいたします!

2017年6月23日

最近のガイド登山の様子。

鳥取県に行ったり原稿を書いたりと、少々多忙な毎日が続いていますが、簡単に最近のガイド登山の様子をお知らせします。

6月6日は飯能市の天覧山の岩場の岩場へ行ってきました。
今年の夏に、北アルプスの穂高縦走をご希望の方のトレーニングプランでした。
登山靴での岩場の登り降りと、あとは簡単なロープワークも練習しました。

6月10日は岩稜歩きのトレーニングも兼ねて、秩父の奥の四阿屋山を登りに行ってきました。
いつものように、山岳ライターの小林千穂さんをアシスタントガイドに迎えての登山でした。

登りは岩場の多いつつじ新道から。
小さな里山ではあるのですが、良い練習ができたのではないかと思います。

2017年6月10日 秩父・四阿屋山 - Spherical Image - RICOH THETA

四阿屋山頂上で写した、360度全天球写真です。

6月15日は、やはり秩父の奥の二子山へ。
こちらも岩稜歩きのトレーニングを兼ねたプランでした。
こちらは上の四阿屋山よりは難易度の高い山であり、ご参加の皆さんはヘルメットを着用。
ロープも積極的に使って登り降りしました。

東岳の山頂部一帯には、イワシモツケが花を咲かせていました。

2017年6月15日 秩父・二子山 - Spherical Image - RICOH THETA

二子山の西岳頂上での360度全天球写真。

◆    ◆    ◆

山岳ライター・小林千穂さんをアシスタントガイドに迎えてのガイドプランは、現在は7月と8月の分を募集中です。

7月1日(土)は、沢登り入門コースである奥武蔵の白谷沢へ。
【ガイドプラン】奥武蔵・白谷沢<沢登り>

8月5日(土)~7日(月)は北アルプスの難所の一つ、不帰嶮へ。
2日目は山の秘湯である、白馬鑓温泉に宿泊する予定です。
【ガイドプラン】北アルプス・不帰嶮

2017年6月1日

『本の雑誌』の2017年6月号。

活字中毒者の愛読誌とされる、『本の雑誌』。
私も30代前半頃までは小説が大好きで、この雑誌を参考にして様々な本を読んだものです。
(ちなみに今はほとんど読まなくなってしまいました。。)
この雑誌で取り上げられることが多いのは、ミステリ小説とかSFが多いような印象があったのですが、現在店頭に並んでいる号の特集は、何と山の本。
特集タイトルは、「そこに山の本があるから!」です!

そして表紙に描かれているのは、人相が悪いもののうさぎです!
この表紙を描いているのは、イラストレーターの沢野ひとしさん。
実は私は、沢野さんとは面識があります。
都内のお宅に伺ったこともありますし、私が鳥取在住時にはたくさんの作品をご用意いただいて、鳥取県立大山自然歴史館で展覧会を開催したこともありました。
もちろん私が、うさぎ大好きだということもご存知のはず。
今回の山の本特集に際し、ふと私のことを思い出して、うさぎを描いた…というのは考え過ぎでしょうか??


まあその話は置いておいて、記事の内容はとても充実しています。
対談「山の本ベスト30はこれだ!」は、これから山の本を読もうという人にはちょうど良い指針だと言えるでしょう。
普通の山岳書だけでなく、山岳ミステリ小説やマンガも紹介されているのも楽しいです。
さらに「めざせ神保町最高峰!? おじさん二人組、ヤマケイに登る!」というルポも面白い!
しばらく前に山と渓谷社は、それまでの市ヶ谷から神保町の高層ビルに引っ越したのですが、ここはビルが巨大すぎ。
私も先日打ち合わせに行った際に、乗るエレベーターを間違えて右往左往してしまった経験があり、妙に納得する記事でした!

本の雑誌は毎月10日が発売日なので、この号が書店にあるのはあと10日間。
山好きの人であれば、手元に置いて損のない内容ですので、ぜひ買って読んでみてください。

群馬県の山、2つを登ってきました。

この前の週末は群馬県の高崎市に泊まり、近くの山2つを登ってきました。

27日(土)は吾妻線沿線の岩櫃山へ。
去年は大河ドラマ『真田丸』に登場したことから、多くの登山者を迎えていた山ですが、今回は登山者はごく少なくて静かでした。
この写真は岩峰となっている山頂を、少し離れたピークから撮影したものです。

登りは岩場の続く、密岩通り登山道から。
事故が多発して昨年5月から10月の間、通行止めになっていたコースであり、現在はヘルメット着用が推奨されるようになりました。
下山は尾根通りをたどり、岩櫃城址を見学してから群馬原町駅へ下りました。
なお快適な日帰り入浴施設だった岩櫃城温泉は、今年の3月末に閉鎖されて利用できなくなってしまいました。。

28日(日)は榛名山へ。
榛名山は複数の山頂によって構成される複雑な山ですが、今回は普通に最高峰の掃部ヶ岳を登りました。
登山口のすぐ先には、この写真のような立派な岩壁が広がる硯岩があります。
私も15年くらい前までは、2~3年に1回くらいの頻度でしたがトレーニングに訪れていた岩場であり、懐かしく見上げました。

硯岩の上に立って、少し引き返して尾根を直進し、急な階段を登ると掃部ヶ岳の頂上。
さらに尾根を進むと掃部ヶ岳西峰、耳岩と通過して林道の横切る杖ノ神峠に下山。
あとは林道をのんびり歩いて榛名湖畔に戻りました。

その後、帰宅したら風邪の症状が出て、今週の月曜日と火曜日は、ほぼ自宅で寝込んでいました。。
昨日からは元気になって、様々な事務仕事を片付けています。

ところで今日の正午に配信された週刊ヤマケイに、2週間前に実施された私と山岳ライター・小林千穂さんとの対談のレポートが掲載されています。
この記事は、以下のリンク先から読むことが可能です。
上記榛名山の登山地情報も載っていますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
週刊ヤマケイ2017年6月1日配信通巻246号

◆    ◆    ◆

さてこの後今週末は、八ヶ岳の硫黄岳山荘の開山前夜祭への参加も兼ねて、南八ヶ岳の縦走登山に向かいます。
また来週の7日(水)は、毎月1回実施している風の登山教室の机上講習の実施日です。
今回のテーマは「セルフレスキュー」。
先日出版した私の電子書籍『山岳遭難防止術』は、実用書というよりは読み物であり、具体的なテクニックについては触れていないのですが、それを補うような形でより実践的な遭難防止の技術を紹介していく予定です。
まだご参加可能ですので、興味のある方は以下のリンク先からお申し込みくださいね。
机上講習 身につけておきたいセルフレスキュー | 風の登山教室