2017年8月31日

山行が続いています。

前回の更新をしてからは、大キレット、槍ヶ岳、剱岳と北アルプスの登山が続きました。

これは8月28日に剱澤小屋の前から写した写真です。
剱岳は2回目指したのですが、そのうちの1回は天候悪くて頂上には立てませんでした。

山行の合間には自宅に戻っているのものの、各出版社からの原稿執筆依頼が相次いでおり、あまり休む時間もなく原稿を書いていました。

この後もしばらくは、こんな感じで山行と原稿執筆とが続きます。
山にご一緒した方には、あまり時間を置かずに山行時のお写真をGoogleフォトで送るようにしているのですが、もうしばらく時間がかかりそうです。
落ち着き次第、順次進めますので、もう少々お待ちください。

明日からは久し振りに南アルプスへ向かいます。
ヤマテンの予報ではそれほど台風の影響はなさそうですが、けっして天気が良いという訳でもないので、十分気をつけて行ってきます。

2017年8月14日

不帰ノ嶮と神津島に行ってきました。

先月末から今月初めにかけては、悪天候の影響で個人ガイドのお仕事がキャンセルになって少し時間に余裕があったのですが、それ以降はまたあちこちに出掛けています。

まず8月5日から7日の3日間は、私が企画したガイドプランで北アルプスの不帰ノ嶮に行ってきました。
初日は八方尾根を登って唐松岳頂上山荘に泊まり、不帰ノ嶮を通過したのは2日目。
核心部は、この不帰2峰北峰からの下りです。
出だしはけっこうな高度感があるものの、本当に難しい部分は短いので、集中力を高めていけば通過はしやすいキレットだと言えるでしょう。

不帰ノ嶮通過後は、補修作業中の天狗山荘前を過ぎて白馬鑓温泉に下降。
翌日は台風5号が迫る中、猿倉へと下山しました。
今回もアシスタントは山岳ライターの小林千穂さん。
ばったり出会った山岳ライターの大先輩・打田鍈一さんとツーショットを撮りました!

なおこの日は結局、台風5号による激しい線状降水帯が大月に発生し、乗っていた特急かいじが塩山で動かなくなって、私は帰宅できないことに。。
JR職員の勧めで甲府まで戻ったものの、東京に戻れない乗客が溢れかえって大混雑!
やむを得ず再度塩山に向かい、駅から歩いて10分の親切な塩山温泉の旅館に格安で泊めていただいて、翌日早朝の電車で帰宅しました。

続けて8月9日から11日の3日間は、伊豆諸島神津島の天上山に行ってきました。
11月に実施予定の、風の旅行社の登山ツアー・邦岳探訪の旅の下見でした。
神津島最高峰の、天上山山頂で写した写真。
天上山の山頂部は台地状になっていて、40もの溶岩ドームがポコポコと突き出ている、迷路のような地形。
そこを神津島村役場が配布しているパンフレットの、「山頂完全周遊コース」というのをたどりながら歩きました。

神津島は2泊3日だったのですが、天上山に登ったのは真ん中の10日のみ。
島に着いた9日は千両池、島を離れる11日は赤崎遊歩道というところで、それぞれシュノーケリングを楽しみました。
私はシュノーケリングは大好きなのですが、今回は2009年に島根半島でやって以来の8年ぶり。
懐かしく感じると同時に、非常に楽しむことができました!

ところで今月は、おととい12日が雑誌『山と渓谷』の発売日。
今回はP122からの海外記事「神々の山と碧い湖。「ヒマラヤの楽園」を訪ねる」に、私の撮影した写真が掲載されています。
これは今年の3月末から4月上旬にかけて出向いてきた、ネパールのマナスル山群西面のトレッキングで写したもので、文章は同行した山岳ライターの小林千穂さんが書いています。
写真を撮影した湖は、ネパールのトレッキングコースの中でも秘境と呼べる一角にあり、全世界で見てもメディアに取り上げられるのは、これが初めてと思われます。
本当に絶景を見ることができる、素晴らしい場所です。
ぜひお買い求めのうえ、ご覧になってみてくださいね!

◆    ◆    ◆

さてこの後明日からは、自分の企画したガイドプランで北アルプスの大キレットへ。
梅雨明け直後からの天候不順な状況が現在も継続しているので、無理のないよう気をつけて行ってきます。

大キレットからは18日に帰宅し、翌日19日からは風の旅行社の登山ツアー・邦岳探訪の旅で槍ヶ岳に向かいます。

両方とも上高地起点なので、帰らないほうが良いのでは??とも言われるのですが、私はガイドの仕事以外に山岳ライターとしての仕事もあって、その業務の都合上どうしても帰宅しなければいけないのです。。
明日も松本へ向かう特急あずさの車中では、一生懸命に原稿書きながら向かいます!

その後来月の9月6日には、上記の山と渓谷で紹介したマナスル山群西面のトレッキングで写した写真のスライドショーを、中野の風の旅行社の会議室で行います。
ページの限られる誌面には載せられなかった、絶景の写真をもっとたくさん紹介しますので、興味のある方はぜひご参加くださいね。
午後と夜の2回実施する予定です!

▼スライドショーの詳細とお申し込みはこちらから

登山ガイド 木元康晴さんが語る ネパール・マナスルトレッキングの魅力

2017年8月3日

『週刊ヤマケイ』2017年7月31日 特別号 Part2。

もう3日も経ってしまいましたが今週の月曜日に、『週刊ヤマケイ』の特別号 Part2が配信されました。

この号は、遭難体験や遭難しそうになった体験についての読者アンケートの結果に対して、私が解説をするといった内容になっています。
キャッチフレーズ的な遭難防止法ではなく、より具体的な実際の登山に即した内容で解説していますので、きっと皆さんのお役に立つかと思います。
以下のリンク先から読むことができるので、ぜひご覧になってみてくださいね!

●『週刊ヤマケイ』特別号 Part2へのリンク

週刊ヤマケイ2017年7月31日配信特別号

表紙モデルは雑誌記事作成やガイド登山で一緒に仕事をすることが多い、山岳ライターの小林千穂さん。
撮影したのは私です!

なお5月26日に配信された特別号 Part1のほうも、引き続き閲覧可能です。

この号は「遭難しやすい人、危ない人」、そして「遭難予備軍にならないために」というタイトルで、短いコラムを私が執筆しています。
こちらもぜひ、以下のリンク先から読んでみてください。

●『週刊ヤマケイ』特別号 Part1へのリンク

週刊ヤマケイ2017年5月26日配信特別号

2017年8月2日

山にもたくさんいるヤマカガシ。

先日、7月29日に兵庫県の小学生がヤマカガシというヘビに噛まれ、一時意識不明になったというニュースがありました。

ヤマカガシは私が子どもの頃に住んだ秋田の家の近くにも、たくさんいました。
性格は臆病で、人を見るとすぐに逃げていきます。
したがって通常は、人を噛むことはまずないと思います。

ただし不意に踏みつけたりした場合などは、例外的に齧られることもないとは言えません。

噛まれた場合も、刺さったのが前歯だけであれば、特に何事もなく済むそうです。
(私は噛まれたことはありません。。)
しかし滅多にないそうですが、深く噛まれて奥歯が刺さると、その奥歯にある毒が注入されてしまいます。。

この小学生はヤマカガシを捕まえたことにより噛まれたそうで、奥歯が刺さってしまったのでしょう。

ヤマカガシの奥歯の毒の強さは、マムシ以上とのこと。
国内ではこれまでに、ヤマカガシに噛まれたことによる死亡例が4件あるそうです。

ヤマカガシはカエルなどを好み、田んぼなどの比較的水辺に近いところにいることが多いヘビです。
しかし、山にもたくさんいます。
いったい何を食べているのかわかりませんが、沢から離れた標高の高い稜線にいることも。
登山者も、十分に注意しなければいけない毒ヘビだと言えるでしょう。

ところでヤマカガシは、普通はオレンジと緑が入り混じった体色に黒の斑点が連なり、顔の下は黄色っぽくてひと目で解りやすいヘビです。
ただし個体差や地域差が大きなヘビでもあります。

実は私はヘビは大嫌いなのですが、何かの参考になればと思い見かけた時には気持ち悪いのを我慢して、様々な色のヤマカガシの写真を撮ってきました。
少しでもヘビの被害を防ぐ手助けになればと思い、それらを以下に載せますので、興味のある方は「続きを読む」をクリックしてご覧になってみてください。
(ヘビ嫌いの人はクリックしないほうがいいと思います!)

これは今住んでいる、東京都の国分寺にある蛇塚。
国分寺でヘビを見かけることはもうありませんが、武蔵野の林が残っていたひと昔前には、たくさんのヘビがいたのかもしれません。。