2017年11月1日

「登山者のブックシェルフ」第2回目の補足。

もう2週間も経ってしまいましたが、10月19日に配信された山と渓谷社の週刊ヤマケイに、「登山者のブックシェルフ」の第2回目が掲載されています。
私が読んだ山の本の中から、お勧めのものを紹介する連載です。

▼「登山者のブックシェルフ」第2回目が掲載されている週刊ヤマケイ

週刊ヤマケイ2017年10月19日配信通巻266号

ここでは私が大好きな、椎名誠の本について書きました。
メインで紹介したのは、椎名氏の本では初めて読んだ『ハーケンと夏みかん』。
上記連載記事の中でも書きましたが、この本はすっかりハマってしまい、購入してからしばらくの間は何度も繰り返し読み続けたものです。
思えばこの頃は、スマートフォンどころか携帯電話もなかった時代。
ちょっと空いた時間をつぶそうと思ったら、雑誌や新聞を買って読むか、でなければ気に入った本を持ち歩いて繰り返し読むということを、多くの人たちがやっていたのではないかと思います。

この『ハーケンと夏みかん』を買ったのは、たぶん1989年の初夏の頃。
その後は椎名氏の真似をしたくなって、休みの日には近くの低山を登りに行ったり、あとは友人知人を集めて奥武蔵の河原でキャンプをしたりということをやっていました。
ところでこの本の魅力は、もちろん椎名氏の軽妙な文章にあるのですが、もう一つインパクトがあったのは沢野ひとしさんによるイラスト。
特に河原か海辺で魚を奪い合う男たちの絵に、「みんな40歳です」と書かれているものが最高に面白くて、見るたびに大笑いしていました。
その沢野ひとしさんも、たくさんの山の本を執筆しています。
それらもいずれ「登山者のブックシェルフ」で紹介したいと考えています。

次に買って読んだのがこの『あやしい探検隊 海で笑う』です。
こちらは沢野ひとしさんの写真に加え、写真家・中村征夫さんの美しい写真も多数添えられています。
その写真に写っている海が本当にきれいで、海っていいなあ!と心から思ったものです。
この時は本当に影響を受けてしまって、計画していた夏山縦走は止めにして、夏休みは伊豆七島の三宅島に行きました。
4泊5日の滞在の間には、途中で大型で強い台風13号を島でやり過ごしたり、他のグループとケンカしそうになったりと大変なこともあったのですが、仲間と泳いで焚火をするという毎日で、非常に楽しかった思い出です。

さて今回は文章量の都合で、「あやしい探検隊」シリーズは第4作となるこの「海で笑う」だけの紹介でしたが、本当は『わしらは怪しい探検隊』(第1作)、『あやしい探検隊 北へ』(第2作)、『あやしい探検隊不思議島へ行く』(第3作)、『あやしい探検隊 アフリカ乱入』(第5作)、『あやしい探検隊 焚火酔虎伝』(第6作)に加え、『鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇』まで紹介しようかなとも考えていたのでした。
この中で一番面白いのは、『あやしい探検隊 北へ』でしょうか。
ちょっと現在では本には書けないような過激な遊びをたくさんやっていて、改めて読んだらびっくりです。

「夏の穂高なんかきったなくていけっかよ、ケッ!」

なんてセリフも出てきて、笑ってしまいました。

ちなみに「あやしい探検隊」シリーズは現在も続いていて、最新作は『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』(何作目なのかは不詳)というタイトルです。
そのうち時間ができたら、読んでみたい気もします。



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